デーテーペーな1日

2000.05.20~31


日記関係の発言はこちらで。

5月20日(Sat)


 もともと人生をフテ寝しているような処があって、一生懸命とか努力とか、そんなめんどくさそうな生き方は秘かにせせら笑っていた筈なのに、毎日せっせと「Web日記」を書きつづけるなんて、一番不審がっていたのは本人だったかも知れません。
 しばらく日記の更新が途絶えていたのは別段「萎えてる」という訳ではなくて、強いて言えば「拗ねてる」といったところでしょうか。いい歳をしたオヤヂがいまさら人生を拗ねていてもなにも解決する訳もなく、ひたすら呆然としていただけなんですが・・・まぁ、こうやって無為に人生を過ごすことは一番の得意だったりします。

 昨日は久しぶりにいっぱい日記を読みました。「共感」ではなく「共苦」というのが、つまりは僕が「Web日記」を読む動機です。



5月21日(Sun)

 ほんとうは色々と考えねばいけない事があるような気がするのに、そういうことがなにもできずにいます。もっとも僕が考えることなど所詮は埒もないたわごとばかりであって、そんなものは人生にとってなんら益する事のないただの妄想だったりするのかもしれません。

 という訳でいましばらくフテ寝中です。

 一日中うつらうつらとしてました。眠いからそうしているのか本人にもよく判りません。



5月22日(Mon)

 最近は友達の家に遊びに行くことが多い子ども達なんですが今日は珍しく自分達の部屋に友達を呼んでなにやらゴソゴソやっていたようです。相変わらず正美の部屋はゴミだらけなんですが・・・親の方がなかば諦めてしまって、部屋の様子はあまり見ないようにするのが精神的にいちばんのようです。と言ってそのままにしておくと何れはえらいことになりそうで心配なんですがしばらくはほおっておくことにします。
 麻美と正美、それぞれに友達が来ていたようで二人とも自分達の部屋で別々にあそんでいたんですが、正美は自分でお菓子の袋を開けて3階まで持っていったけどきっと麻美達には分けてないんだろう。そのあたりのせこい性分は正美の独壇場です。
 それにしても正美の部屋の入口には相変わらず「ノックすること」とか「ぜったいにあけないで」とか「あけたらえんきる」とかいろんな貼り紙がさがっていてうるさい限り。近ごろでは文面がエスカレートしているようでかなりえらそうです。「あけたらちょーむかつく」ってのはいかにもバカっぽいなぁ。

 



5月23日(Tue)

 子どものこととなるとやれバカっぽいだのビンボーくさい性格だのと好き放題に書くくせに、いざ自分のこととなるととたんに訳の分からない文章でごまかしたりいい加減な事ばかり書いてるのはやっぱり問題ありかも。書かれた本人達にしてみれば後で読んで大いに憤慨したり、なんでそんなことまで書くのかと恥ずかしがったりするのかも知れませんが、まぁそんなことは知ったこっちゃないや。わはははh、なんという無責任。まぁこんな時代に子どもを産み育てようなんてある意味「無責任」きわまりない仕儀のような気がしますから僕自身は一向に気にしないんですけどね。
 もっともこんな日記でも改めて読み返してみると1年前にはそんな事があったのかと、至って記憶力に乏しい人間にはなにかと思い出すことが多くてそれなりに意味があるようです。もっとも自分でもなんのことだかさっぱりわからない文章もあったりして、まぁ本人自身が「あいかわらずだなぁ」と半ば呆れてたりします。

 そんな訳で何となく去年の今ごろのデーテーペーを延々と読み返したりしてました。つくづくバカ丸出しです。いろんな意味で。
 ちび字でずるいこと書くのは本当に悪質です。本人は「天然」だからそのあたりの自覚に乏しいのがさらに問題ありなのかも知れません。<と、やっぱりずるい。



5月24日(Wed)

 ゴールデンウィーク前に生まれて初めて手にしたクラリネットとトランペットで、いきなり6月4日に本番だなんて随分と乱暴な話ですが本人達は至って呑気です。
 子ども達が今年から始めた合奏クラブなんですが、再来週の運動会にはメンバーの一員として校歌やらマーチを演奏するそうで、連日プーカプーカとうるさい限り。麻美は例によって体力がないので音が途中で途切れるし、正美はといえばこちらも本人の性格そのものの様に元気だけは良いけど調子はずれという、要は単なる騒音を連日ご近所にまきちらしていて親としては肩身の狭い毎日です。親ならば諦めるしかないからまぁ耳を塞いで我慢もできるけど関係のない人間には迷惑千万な話でそのうちご近所からクレームが届いたりするのかも知れません。夜7時以降はやめさせた方がいいかも。
 そう言えば彼女たちの学校の吹奏楽クラブの演奏ってなんであんなに下手糞なんだろうと思っていたんですが、ろくに演奏も出来ないメンバーを集めてやっていたのかと思えば納得できます。指導する先生達は大変だろうなと改めて思いました。あと2週間もないのに一体どうするんだろうと人ごとながら(人ごとなのか?)心配になってきましたが、まぁ学校の運動会なんて身内の集まりみたいなものですから下手は下手なりにご愛敬ですませるんでしょう。連日練習に付き合わされる親は・・・まぁ身から出た錆ということで諦めるしかなさそうです。

 朝練があるとかで学校に出かけるのもいつもより30分以上早いし帰りも連日遅くなって本人達もなにかと大変そうです。今の処は本人達は至って元気。げんなりしてるのは親ばかりです。早く運動会終わらないかなぁ。



5月25日(Thu)

 引き続き我が家の音楽ネタ。
 恐ろしいことに二人とも自分達は結構うまくなってると思ってるらしい・・・正美などは自信満々ですが、その自画自賛する演奏を連日聞かされる人間としてはいささか異論のあるところです。始めて一月にしては、まぁそれなりに進歩はしているとは思いますが、あれであと1週間たらずで本番に挑むというのはやっぱり無理があると思うけど例年それでやっているようだから、まぁ所詮はその程度の代物と言うことなんでしょう。運動会当日は大笑いしそうだから今から十分覚悟しておく必要がありそうです。
 そういう訳で今朝も朝早くから学校に向かったようです。幸いにも帰りは楽器を持ち帰らなかったようで本日は珍しく練習はなし。久しぶりで静かな夕方です。

 ママじゃないんだからと言いつつ、結局は子ども扱いしている事にも気づかないと言うのもなんだかガキっぽいお話しのような気がします。



5月26日(Fri)

 どうやら昨日の日記はFTPするのを忘れていたようです。どうせいい加減な日記なんだから忘れていても大勢に影響はない模様です。その上どうやらメインのサーバが落ちているらしくて外に出ていくことが出来ないようです。もちろん外からも見えていなようなのでFTPしていたところで読めないんだから書いても書かなくても同じだったのかなぁ。
 という訳で日記読みにも出かけられないようなのでこのまま大人しく寝ますか。って、朝の6時にこれから寝ますというのもどうかと思いますが。

 連日の手抜き日記で本人は至ってラクチンです。以前と違ってネットに繋げないからと気をもむ事もなくなったのはやっぱり進歩なんでしょうか。



5月27日(Sat)

 運動会の優勝旗授与なんて場面で流れる「ちゃーんちゃちゃちゃーんちゃ・ちゃちゃちゃちゃ・ちゃんちゃんちゃん(メロディーを活字にするほどバカっぽいものはないなぁ。こんな説明で判りますか?)」ってちゃんと「得賞歌」なんて題名があったんですね。しかも作曲はハイドンだとか。まぁだからどうしたと言われると返事に困るんですが、あんな1フレーズだけの楽曲にもちゃんと曲名と作曲者がいたことにちょっと感心しただけなんです。もっとも原曲はあれだけじゃなくてもっと長いんでしょうね。すいませんクラシックにはまるで疎い、と言うか音楽全般についての知識が乏しいのでつまらないことに喜んだりしているだけなんです。
 そういう訳で子どもたちのヘロヘロの演奏に付随して思いもかけぬ18世紀の作曲家の名前を見つけて妙に納得しておりました。まぁハイドンが聞いたら自殺したくなるような演奏なんですが。
 土日は家庭でそれぞれ練習すると言うことで一日中やってます。奥さんは奥さんで子どもたちの演奏がうるさいとテレビのボリューム上げるものだから騒音に騒音が重なってやかましいことこのうえなし。あぁ、父親は何処にも居場所がなさそうです。マジで耳栓が必要かも知れません。とほほ。

 ネットワークは断続的に切れたり繋がったりで、どうやらサーバーの不調ではなくて上流のNTTの回線自体がおかしいようです。アナウンスがないんでよく判りませんが、今現在は大丈夫なのかな。まぁ繋がるときに繋がるんでしょう。



5月28日(Sun)

 今日も一日中トランペットとクラリネットの合奏(とは名ばかりの騒音)に明け暮れた一日でした。しかし、何ごともあきらめの境地に立てば耐えることが出来るようです。6月4日の運動会までの辛抱と、そうとでも考えないと人生辛すぎます。とは言え調子っぱずれのトランペットの音色ほどうるさいものはありません。さぞやご近所は迷惑なことでしょう。マンションなどの共同住宅でなくて幸いですが軒先を接するように建っている回りの住宅では果たしていかなる程度の騒音なんでしょうか・・・以前ピアノの音がうるさいと階下の住民を刺し殺したオジサンがいたと思ったけど、我が家のご近所には騒音に敏感な人がいませんように。

 居間には落ち付いていられないので事務所でトマス・ハリスの新作「ハンニバル」などを読んで一日過ごしてました。「羊達の沈黙」の続編と言うことですがサイコスリラーを期待しているとちょっと肩すかしかも。うーん、恋愛小説なんでしょうか。クーンツの悪しき影響があるような気がするけど。

 子どもたちの演奏熱のおかげで久しぶりに読書に集中してました。まぁネットに繋ぐ前って毎日がほとんどこんな感じでしたが。



5月29日(Mon)

 毎日学校から楽器を持ち帰るわけではないようで、本日は子どもたちの演奏はなし。やれやれ。久しぶりに静かな1日だったような気がします。
 正美はというと友達から借りてきたゲームボーイ(白黒の旧型)に夢中で、学校から帰ってきてずっと3階の自分の部屋にこもっていて奥さんが夕飯だからおりてきなさいと声をかけても知らん顔で、いつまでも飽きることがないようです。あんなに喰いしんぼうの正美が夕食の時間を忘れるぐらいですから相当にはまっているようです。何かに熱中するのは良いけど飽きるのもアッという間で何ごとも中途半端に終わってしまうのが正美の常なんですが飽きるまでは当分自分の部屋からは出てこないと思います。

 今日も暑い一日でした。空気がすでに夏のようで、この調子だと今年の夏は暑くなるのかも知れません。



5月30日(Tue)

 午後いきなり電気が切れる。何ごとかと思ってあわてて配電盤ながめてみるとどうやら漏電遮断機がおりたらしい。奥さんが洗濯しているわけでもないし台所で電気製品を使っているわけでもないのに漏電というのはちょっと気持ちが悪いので家中をあれこれ調べてみるけど原因がよく判りません。それより仕事の途中でいきなりシャットダウンしてしまったMacの調子が心配なんですけど・・・改めて立ちあげてみると外付けのハードディスクからなんだかイヤな音が。データのバックアップをとっておかないとちょっと危ないかもしれません。と思ってる処にもう一度停電・・・きゃー、なんなんだよぉ。
 恐る恐るもう一度起動してみると今の処はなんとか動いてますがどうも不安。

 更新が止まったらいつものサボリではなくてひょっとすると我家のMacがお亡くなりになったのかも知れません。なんかイヤな予感がするなぁ。

 東京電力から一応調べにきたんですが目の前で再現しない限りなにが原因なのかはよく判らないとのこと。漏電遮断機が作動している限りは安心と言われても原因が判らないとやっぱり気持ちが悪いけどもう少し様子を見るしかなさそうです。



5月31日(Wed)

 頻繁にフリーズをくり返すのはやっぱりどこかおかしな処があるからなんでしょう。日記猿人の新作リストながめている途中で動かなくなるというのは、まぁなんとなく納得できたりするのかも知れません。最近のやる気のなさというものを日記の神様もご存じなんでしょう。日記の神様なんてものがいるとしたらですが。
 Web日記なんてものはやっぱり「書くもの」ではなくて「読むもの」というのが実感です。読むことに興味を失えば必然的に書くことにも興味を失うのが当然の結果なんでしょう。
 なんだかこのページもますます繰り言めいてきて我ながらとっても「いやん」な感じで、生来の人間嫌いな気分が鬱々としてます。もっともそれが僕の本質なのだということで、案外これが正直な日記なのかも知れません。

 日付が変わればもはや6月なんですねぇ・・・時間の早さだけが実感されます。ココロだけがいつまでも取り残されたまま。


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