デーテーペーな1日

1997.2.1~15

日記関係の発言はこちらで。
2月1日(Sat)
 本日は最高に反則の日記です。何せ、この日記を書きはじめたのは日付が変ってから30分後ですから。
 そうまでして日記の更新にこだわる事もないとは思いながら、更に、そんな事やってる暇が有るなら仕事でもすればいいのにと云う、至ってまっとうな考えも脳裏をよぎらないでも無いのですが・・・明日は朝早くからお出かけで、午後はそのまま町田方面に遠征する予定なので、当然日記書く時間がとれない訳です。まぁ、パワブク持ってお外で更新すれば良いんですが、どうも連れが居ると落着かない性分なので、こんな時間に秘かに日記を書くハメに陥っていると云う次第。<「次第」はヤめなさい「次第」は。

 まぁ、僕が書いているモノを日記と思っている人もいないでしょうが、本人はそれなりに毎日書くことにこだわっていたりします。
 う〜ん、しかし我ながらバカみたい。しかし、バカと云えば、新幹線や高速バス乗継いでカレーライス食べにはるばるやって来る人も相当にバカかも知れません。<どこまでも私信。

 さぁ・・・夜中に書上げた日記を何時アップしましょうか?いくらなんでも、書いてスグってのもあんまりだから、多分朝起きてからやることになるのかな。本人の自己満足だけの日記ですからこんな日もあります。しかし、海外旅行に行ったりしたら、国際電話で日記アップするんでしょうか?入院したら当然病院から。逮捕されたら刑務所からってのは、いまの日本ではやっぱり無理なんでしょうね。わが国のインフラの整備はまさしく急務なのかも知れません。<そんな問題ではナイ!


2月2日(Sun)
 最近は日記巡り以外にも伝言板巡りが加わって、ネットジャンキーな生活にも更に加速装置のスイッチが入ったようです。あ、これはサイボーグ009ネタだそうです。
 しかし・・・アニメタルのCDに合わせて嬉々として歌うたみおさんに、辛かったであろう子供時代を想像してふと涙ぐんだりするのは、僕だけでは無いはずです。某大漫研のカラオケ忘年会のものすごさも充分に想像が付く気がしました。
 焼酎オヤヂはすっかりできあがって、帰りの車の中ではふたりして言いたい放題でした。がはははh、寝たふりして聞いてたかも知れません。
 実にマメなお人です。ひとり黙々とカレーを作る手つきに、これじゃ奥さん必要ないんだな。えぇ、サフランライスのビーフカレー、実においしゅう御座いました。ジャガイモはもう少し小さく切って煮崩してしまうのが僕は好きです。なんでしたら、わが家のカレーもその内に是非。
 以下、昨夜集合のメンバーの皆さんへの私信・・・やはり廃人?

 ウンコカレーパーティー出席者向け私信を書いている場合ではない。そうそう、伝言板巡りについてでした。
 繋いだまま書く必要がある伝言板は、延々と長文の書込みするのは大体が専用線で会社からネットサーフしているような人で、ダイアルアップでお相手するのは結構辛いんです。うんざりする人物も出没したりして、最近の日記界のトラブルウォッチする人間は、その辺りの伝言板やBBSのチェックをしておくのが「通」のようです。あちこちまるで無関係にお返事が書込まれるので、何かあると二つも三つも伝言板渡り歩いてレス付けなければいけないので非常に不便です。バトル系の伝言板も出来たことですから、他人の悪口は是非そちらでまとめてやりましょう。
 しかし、皆さん会社で仕事してるんでしょうか?忙しい忙しいと云いながら、訳の分らない伝言板を次々たち上げる「伝言板立ち上げマニア」の様なプログラマもいたりして・・・やはり廃人?<それもアルコール性?

 お家で日記者集めてカレーを食べるなんてのは、結構なごみますね。僕のように、飲まない癖に異常におしゃべりな人間にはまさにうってつけ。日記者が集れば、当然話題は日記のこと。はい、かわちゃんは酔っぱらわなくても変な奴と言うのがみんなの結論でした。


2月3日(Mon)
 今日は夕方のニュース見逃したんですが、例によって何処ゾの神社仏閣では、あたま悪そうなデブが妙な裃着て豆まきしてるんでしょうか。寒い季節にも相変らず暑苦しい力士達の、あの無表情なリアクションには本当にイライラさせられます。その上、相撲取と言えば・・・相原勇と曙のベットシーン想像して、僕の妄想は最高潮。女性の適合能力の高さにはつくづく感心させられます。男女の体型が逆だったら・・・きゃー。
 節分の弱いところは、クリスマスのチキンやケーキ、バレンタインデーのチョコレートの様に、業界主導型の風習が未だ定着していないところです。たしか、東?の方角を眺めてのり巻き1本食べるなんていう、間抜けな話しを聞いたことあります。あれはどこの地方のお話しだったかな?・・・しかし、家族全員がのり巻きを手に持って食べてる図は、結構情けない。なにかしら自我が傷つく風景のようで、家族の同意は得られそうもないから、これはどうも一般化は無理でしょう。

 調子に乗って部屋中に豆をまき散らして、掃除が大変なんだからいい加減にやめなさいと怒られる父と娘2人。床に落ちた豆を拾って食べるのってゴミも一緒に食べてるようで、何だか汚らしい。この辺りも節分の人気の無さの原因なのかも知れません。こども達は年の数だけいっぱい豆が食べられてお父さんはズルイと言いますが、辛くなるほど食べなければいけない父親の事情こそ、まさに大人の憂鬱と言うヤツかも。はい、うちの奥さんも数年前から幾つ食べたかは、ひ・み・む。

 本当に豆の食べ過ぎかも・・・胃の中で膨れ上がって胸やけしているようです。ムキになって食べるようなものじゃありませんね。大して美味しくないものを調子に乗って食べ過ぎてから気がついたんですが、この豆っていつ買ったの?どれどれ、裏書見てみると・・・正味期限96年7月になってました。きゃー。去年の豆まきの残りを何時までも取っておかないように。ううううう、胃薬・胃薬。


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2月4日(Tue)
 本日はリンクの整理をしようかな。

 最近読んでる方の日記をリンクしないといけないし、復活なった日記もあって(けっこう陰湿なヤツなんで更新止ると秘かにリンク外してます)もう一度きちんとリンク貼り直すことにしますが・・・これが実に面倒くさい。最近では猿人の新着150から飛ぶのがほとんどなので、自分にとっての便利なリンク集と言う意味も薄れかかってますが、そこはそれ・・・自己満足と言うことで。実際、この日記自体がそんな風なものです。
 仕方がないので、ただ順番に並べておきます。ならび順になんの意味もないのはご承知の通り

 「ダンナのO悩」の竹本くんは、インターネット始めた頃からのお知合いで、以前の「週間小百合様」は特異な妊婦ウォッチング日記でした。そろそろ二人目の仕込も近いようで、「ネオ週間小百合様」の上梓も近いのかも知れません。あぁ、竹本くん、エッチネタ希望。<こう書くと必ずやってくれる律儀者です。
 「おみやのお散歩日記」のみやもとなつみさんも、復活組のひとり。最近はさすがに女性と間違える方も少ないそうです。お裁縫箱の更新止ってませんか?
 オランダと言っても、「オランダ乗馬日記」ではありません。ぽたぽたと言っても亀田のおせんべいではありません。今さら「オランダ駐在日記」や「補陀落通信」を僕がリンクしても仕方がないけど、まぁ、ていの良いイヤミかもしれません。
 「T'en vas pas...」のえばさん、「日ごとに記す」の龍成さん、「ニュース日記」の漆谷さん。皆さん日記廃人の道まっしぐらの有望新人です。えばさんは内輪ネタが僕にはよく判りません。(←おめーの日記はどうなんだと言う声が)まぁ、龍成さんも会社勤めが本格化するまでの一瞬の輝きかも。「ニュース日記」の漆谷さんは、その更新時間が実に廃人してます。スマン3人一緒で。しかし・・・何だかプチBOWDOみたいですね。
 「新婚日記&怒涛の書評」の白木さんは、osaka-u.ac.jpなんてドメイン名を堂々と名乗ってバカやってるところが、実にどうも大阪大学。その不遜な人生観は、出世を諦めてるのか?それとも、未来への煌々たる野心のなせる技か・・・面白がってるのは僕だけかも。

 玉川さんほどのずくは無いので、このリンクした日記全部を毎日読んでる訳じゃありません。相当読んでない日記もあるかも。<こらこら。まぁ、自分のブックマークの公開みたいなモノですが・・・う〜ん、この節操の無さが訳ワカラン性格を如実に物語っているのかも。
 そういえば、狂楽さんの「くうねるやる」はリンクした方がいいのかな?どうせ、そろそろ辞めるんでしょ?


2月5日(Wed)
 仕事中に2階に上がってみると、子供達がなにやら母親にイチャモン付けてるようです。ひとりは、ムキになって詰寄りながら大泣き。
 話しを聞いてみると、お正月に数少ない親戚からもらった自分たちのお年玉・・・お母さんが預っておいてあげる等と言いながら、結局みんな母親に使い込まれたとかでひどくご立腹なのです。普段は忘れている癖に気になりだすといつまでも執念深いのが麻美のほうで、「なんで使っちゃったのぉ〜!」と責めること責めること。
 不意の集金やら、給食費に細かい支払があったりで、食器棚のすき間においてあったお年玉袋からついつい抜いて使っているうちに、結局母親の財布の中にみんな入ってしまったようです。未だに月々のお小遣などにも一向に興味が無さそうで、お金の使いかたもよく理解していないのかもしれませんが、最近は自分たちが貰ったものへの執着は有るようです。そう言えば、貯金しておいてあげるとか言ってたような気がします。まぁ、母親の言う事などを聞いてお年玉を預ける方がバカなんです。僕の場合は、物心ついたときから、もらったお年玉の所在については絶対の権利を主張して、母親のお為ごかしな言いぐさは決して信用しなかったモノです。貯金なんて胡散臭いモノは眼中になくて、お年玉やお小遣を貰ったらその場で袋から取出して秘密の隠し場所にしまい込んでおく、ひたすらに守銭奴な現金至上主義者でしたが・・・この辺りは、今でも同じ考えかもしれません。まぁ、預金するほど現金に縁がないと言うのが正直なところですが。

 仕方がない・・・こども達納得させるためにも、近所の郵便局で彼女たち専用の預金通帳を作ろうと思って一緒に出かけたのですが、なんでも新規の預け入れには身分証明書が必要だとか・・・小学1年生になんの身分証明書が有るのかと考えこんでいると、健康保険証か住民票で良いとか。う〜ん、そんなモノでいったい何の身分を証明したことになるのか?保険証取りに戻るのも面倒なので結局取りやめ。100円玉渡して近所のスーパーでお菓子買って、こども達はもうお年玉のことなどすっかり忘れてしまったようです。しかし、親に似てスッゲー単純なヤツ。

 ヒマなのに忙しいと言う不思議な状況。キチンと仕事に集中すれば半日で終る筈なのに、ついメール読みに行ったり、珈琲飲んだり、お買物に付合ったり、日記書いたりで結局夜中に仕事するハメに・・・夜中は夜中で日記巡りで忙しいから、いつ仕事して良いのか自分でも迷います。<昼間仕事しろよ!


2月6日(Thu)
 夕方のお買物に付合わされるとなにが面倒って・・・帰りが遅くなって日記書く時間が押せ押せになるからヤなんですね。う〜ん、我ながら実に廃人な理由。

 で、本日の日記の話題はこの「廃人」と言うホメ言葉(←そんな訳ねーだろ)について・・・自らをこう呼び始めた方々って、こういうオタッキーな呼名の発祥地は多分パソコン通信なんでしょうね。PC関係者の間での一種の尊称?ホーリーネーム?たしか、Windowsにどっぷり浸ってる方を称して「廃人」と呼んでいましたっけ。
 Macの方では「禁治産者」と言うのが結構ラブリーな呼称だと思っていたのですが、余り定着することはありませんでした。Macビンボーってのはよく聞きますが、Windowsビンボーとは言いませんよね。さしずめ、Windowsな方は皆さん高給取りでパソコンの支払いなどはいっこうに気にしないお大尽ばかり?新しいマシンがでたら古いマシンは下取に出してじゃんじゃん買替える。とにかくプロセッサの数値さえ上がれば満足みたい。そう言えば、今年はWindows97のリリースの年なんですね。また年の瀬にいかにも流行に踊らされてま〜す、と言わんばかりの頭悪そうな連中が秋葉原ウロウロするんでしょうか。パソコンショップの前でカウントダウンして並んでる姿は、何年か前のボージョレーヌーボ騒動とよく似てました。はて、今時だれも話題にする人のないボジョレーヌーボ・・・何年かすればWindowsだMacだと騒いでいるマシンも人も同様に忘れられている運命かも。そう、テレビでインターネットなんて時代がぼちぼち見えているようですから、パソコンなどという、あんなしちめんどくさい手順を強要するモノを商品として売ろうとするのがそもそも詐欺みたいなもんでしょう。手順自体を楽しむような人間ばかりが集る世界って、やっぱりどこかヘン。機械ばかりが発達して、肝心の操作に関してはいつまでも人間の側の能力に依存したままのテクノロジーって、何だかいびつです。電話線繋いでボタン押せば「ハイ、インターネット」なんてことが簡単に行かない事自体が、どうもその辺りのお金のかけ方が少ないことの証明のような気がして仕方がないのです。

 何だかパソコンアレルギーの窓際族のオヤヂの繰言みたいですね。しかし、素質のない方の苦戦ぶりも想像を絶するものがあります。ガキみたいなオペレーターの女の子に怒られながら、ファイルのセーブ方法が何度聞かされても飲みこめないオヤヂ達って、本当に自尊心傷つくだろうなぁ〜と、秘かに同情する事もあります。もっとも、僕が教えると彼女達以上に邪険なので、その内みんな訊きに来なくなります。 


2月7日(Fri)
 「小室ファミリー」ってなに?

 前々から気色悪いオヤヂだとは思っていました、世界の小室哲也。略して「てっしー」ってのも、最近なにかと調子に乗りすぎてる気がする方とご同様?
 年末に何処かで、その「小室ファミリー」が一堂に会してのコンサート?が有ったようですね。スマン、あまりよく事情が判っておりません。確かテレビ局の年末特番の企画でしたか?そのコンサート風景のライブビデオクリップをMTVか何かで見たわけです。一人一人、あるいはグループで見ていたときからヤな連中だとは思っていましたが、それが一度に集ってみると、もう、イヤなタイプのオンパレード。よくもまぁ、こんなに集ったもんです。
 前々から言ってるように、僕は人の評価はまず第一印象からというタイプです。パッと見て「イヤな感じ」と思ったら、ほぼ100%その人の評価はそれ以後変りません。そういう人って、会ってじっくり話してみるともっとイヤな奴だったりして・・・第一印象悪くても付合ってみれば結構イイ奴、なんてのには、まずお目にかかった事ありません。そういう目で眺める「小室ファミリー」は、もう僕の嫌いなタイプのオンパレード。蜘蛛みたいな手足で床の上で妙にくるくるまわるばかりの男とか、目と眉の間がのっぺらぼうの仏像顔の女とか・・・なんか覇気の無さそうな男性陣と「抜けないタイプ」の女性陣がステージの上にいっぱい。オヤヂ魂をそそるのは辛うじて安室奈美恵だけ。それも、彼女一人なんだか暗い顔して異質な感じで、ステージで浮いて見えるのは、あながち僕の妄想のせいばかりじゃないような気がするんですが。あの中では、ぜったい安室奈美恵チャンはいびられてるぞ。特に、あのバカ面の「かはらなおみ」に。はい、僕の一番イヤなタイプといえば、彼女です。

 日記界って、ゲームやパチンコでは盛上がる方は多いですが、以外と「小室ファミリー」が好きって方少ないような気がするんですが、あなたは如何?
 カラオケだと、いわゆる「マイウェー状態」で一人恍惚と歌う人が多いんですよね、「小室ファミリー」物。まぁ、結構うまい方が多いんですが、その事が至って鼻に付いて、とにかくイヤミなタイプ。そう言えば、中森明菜って「作・小室哲也」の曲を歌ってませんでした?けっきょく売れなくて「小室ファミリー」の一団には入れなかったんでしょうか?その事根に持って、またどこかで暴れてるのかも。

 あ、阿呆船さん、リンク消されたってのが僕の処のことなら、それは、ま・ち・が・い。スマン、うっかり「夜々」と一緒に間違えて消してしまっただけですから。


2月8日(Sat)
 夕方から思わず見入ってしまったNHKスペシャルの再放送・・・日大病院で現在行われている脳血管性疾患に対する最新の治療法の紹介とその治療によって「死」から蘇った患者のドキュメンタリーでした。
 患者の体温を極限まで冷すことで脳内温度の上昇による神経細胞の死滅を止めるという、きわめて素人にも分りやすい単純素朴な療法の上に、奇跡的な生還例が続出しているようで、いわゆる「マスコミ受け」のする治療法であることは確かなようです。
 カメラは、これまでの例では手術の対象にすらならない重篤な「くも膜下出血」の患者の入院から、その低体温療法による回復の課程を丹念に取材しながら、退院する患者のぎこちないが確かな笑顔で終る。肉親にとってはかけがえのない人の生還を喜ぶ映像には心打たれるものがありましたが、車椅子の彼のこれからの長いリハビリ生活を思って、ふとわが身を振返るのです。
 低体温療法に付随する副作用としての免疫力の低下を押え込むために、免疫抑制剤は勿論、成長ホルモンまで投与される、いわゆる「高濃度治療」・・・レントゲン写真にのたうつように写り込むチューブの多さが、いっそう患者を何かの機械のように見せるのです。はい、わずか数円のワクチンが与えられないばかりに死んでいくアフリカの子供達の事を思えば、ひと月の治療費が数百万円にもなるだろうそうした最先端治療は、少なくとも僕の命に関してはあまりにも過剰な投資のようです。そうまでして延命を計る価値を自らの命に見いだせないのは不幸なのかもしれません。測るべきくもない命の軽重を、ついつい比べてみるのは、自分自身の後ろめたさの証明なのでしょう。どこまでいっても命の値段に恐ろしいほどの差があることが、いつも僕を落着かない気分にさせます。退院を喜ぶ家族に囲まれた患者の命と、死すべき為に生れてくるようなこども達の命が、等しく貴重だとはどうしても納得がいかないのです。クリスマスにユニセフ発行のカードを購入したり、年に一度、瓶詰めのコインを武道館に運ぶことで、なにやら果すべき義務を済ませた気になる「心優しき人々」を見つめながら、成す術もなく立ち止っているだけの人間には、誰に何を告げてよいのかが分かりません。ただ自分自身が罪深い人間であることだけを、もう一度再認識するだけです。

 息子を自死による「脳死」で失った過去を持つ柳田邦夫の目には、あるいは?と思う愚かしい親の繰言が写っているように思えたのは、僕自身が親であるからでしょう。しかし、この日本ですらそうした最先端の治療に巡り会えるのは限られた人間だけでしょう。医療の力の及ばぬ重症患者は、今夜もまた、機械に繋がれ重い呼吸をくり返して鼓動の止るのをただ待っているだけなのでしょう。
 何処までいっても、自問の止むことはありません。


2月9日(Sun)
 ほげー・・・疲(ちか)れたびー。<「ちかれたびー」はヤめなさい、「ちかれたびー」は。

 午後から久しぶりに奥さんの兄貴の家に行ったのですが、なんというタイミング、本日お引越だと仰る。きゃー。近々引越らしいとは聞いていたのですが、まさか今日だとは・・・不覚でした。
 「頼んでいた人間がひとり都合が付かなくなったと連絡あったばかりなので、いゃー、助かったよ」とさっそく軍手渡されて、そのまま引越し荷物の運搬人と化した僕は狭い階段を往復する。
 何が苦手って、僕にとって力仕事ぐらい苦手なモノはありません。むかしから引越となると、「洋服」と書かれた段ボールやら、机の引出し一段づつなど、なるべく軽そうなモノを運ぶふりをしてサボるのが通例でした。例え、それが自分の引越でも。
 重そうな家具や電器製品は運んでるふりをして手を添えてるだけで、決して渾身のちからを振絞って持上げるなんて事はしません。だって、重いじゃないですか。
 まったく・・・極悪な義理の兄貴の、ここの処マウス以上重いモノを持ったことがないという知的労働者(きゃー)たるこの僕に、食器戸棚やら段ボール箱運ばせようとする、その卑しい根性が我慢ならない訳です。自分たちでやろうとしないで、引越のサカイ呼べよな〜、ケチ。
 更に、最近は重い荷物持った翌日の、あの鈍い痛みの走る背中から腰にかけての筋肉の強ばりが辛い。ひょっとして、これがぎっくり腰?と、おそるおそる腰のあたりを撫でてみるのは、かなりの部分オヤヂの実感です。明日の朝の目覚めがけっこうコワイ。筋肉痛で呻いている予感がすでに・・・

 なんの心の準備もないままに「引越屋さん」と化した僕は、サボるにサボれず、寒い中汗だくで階段を往復するハメに・・・更に、この後は親戚として「引越祝い」を包まなければいけないことに気付きました。何の因果でくたくたになるまで引越し手伝わされて、その上お金までふんだくられなければいけないのか?こういうくだらない習慣は日本型家族の悪しき因習として、ぜひとも歴史教科書に取上げていただきたいぐらい。なんなら「朝生」で大激論なども、是非。


2月10日(Mon)
 やはり、朝起きてみると全身の筋肉強ばってますが、同じネタを2日も引きずって書いても仕方がないので、あえて深追いはせず。しかし、義理の兄貴の家には当分近づかない予定。

 本日はいまだ何もネタを考えておりません。まぁ、毎日そうですが・・・ネタが無いと言いますが、日記をネタで埋め尽くさずにはいられないと言うのは、やはり悲しき関西人の「さが」なのでしょうか?その上、必ず「オチ」がなければ納得しないと言うのも、つくづく難儀な性分ですが、この辺りの暗い情熱については、関西人ならばすぐさまご理解いただける筈です。関西では、日常の会話でも当意即妙の受答えのできるヤツが仕事のできる人間として信頼が厚いわけです。まぁ、実際に仕事ができるかどうかはかなり怪しいものです。
 小学校などでは、同級生の笑いを取れる奴がすなわち「ヒーロー」で、頭の中身が多少あさっての方角向いていたとしても、いわゆる「天然」と言うことで絶大な人気があったりします。但し、「天然」と言うだけでは長くその人気を保つことは難しいのは当然で、そうなるといろいろとウケを狙った愚かしい行動で耳目を集めようとあれこれやっては、先生にきつくご注意受けることになる訳です。
 まぁ、全国的に地方の匂いの薄れがちな時代ですが、「関西」と言う風土にはまだまだ一種独特な匂いが残っているようです。権威に対する妙にひねこびた思い入れとか、ことさらに自虐的に自らを語るその語り口とか・・・いずれにしても、意外にプライドの高い人間でありながら、そのプライドのために泥田をはいずりまわることを厭わないような、何かしら裏がえった情熱の持主が関西人にはとても多いように思えるのです。

 但し、僕は関西圏に異常に氾濫する、あの「パンチパーマのおばちゃん」だけは勘弁して欲しいです。こっちの方が安いしパーマが長持するからって、床屋でパンチパーマかけるおばちゃんって、今でも絶対居るんだろうなぁ。

 関西のお笑いと言うモノが全国区になってしまった今の時代でも、あの「吉本新喜劇」のベタベタな笑いだけは決して関西以外では長続きしないような気がします。はい、最近は「山田花子」が僕のお気に入りです。しかし・・・彼女は全国区のテレビ中継には出せないんだろうなぁ。あまりに「天然」の度合が高すぎるかも。


2月11日(Tue)
 さぁ、本日は、何かの記念日というと、ついつい駄洒落のこじつけに走りがちな日本人にとっても一番訳の分らない祝日、「建国記念日」だそうです。
 まぁ、大陸系の黄色人種が南方系の黄色人種を駆逐した記念日を制定しなければいけなくなった戦前のご用学者達の、苦肉の策なんでしょう。西暦に対抗して皇紀2600年とか、子供っぽい数字ゲームの産物にしか過ぎないものをわざわざ再設定する事の意味がそもそも不明で、当初は賛成派・反対派含めてあちこちで集会がありました。しかし、最近の「建国記念日」への賛成・反対集会のテレビ中継なんて、もうほとんど季節の風物詩のようです。まだそんな集会が残っているのも驚きですが・・・世の中には執念深い人がいます。
 神話から建国記念日を決めるなんて、神の子供の出産記念日を年号の基準に据える以上にナンセンスな話。しょせん、誰も信じていないおとぎ話の類を国家の存立の証にするのは、やっぱり誇大妄想狂の一種に間違いない筈。だいたい、矛を海に突立ててその滴で国を作るなんてあからさまな国生み神話を持つ国だからこそ、いまだに"従軍慰安婦"や"戦後補償"で隣国から抗議を受け続ける事になるのでしょう。そもそも、ルーズソックスの女子高生などには、「建国記念日」であることすら意識の外で、ただの2月の祝日と言う事しか頭にないはず。そうそう、「緑の日」なんてのもあるところを見ると、暮れのせわしない時期の天皇誕生日も、その内名前が変るんでしょうね。ひょっとすると新しく即位するたびに国民の祝日が増えるんでしょうか?ふ〜ん、元号制にもそれなりにいい点が有りそうです。
 何れにしても、フリーの人間にはほとんど「祝日」は関係有りません。もっとも1年中「祝日」という噂も有るようですが・・・

 午後から曇り空だったのですが、久しぶりにこども達とわが家の向いの公園へ散歩。暖冬とは言え、冬の公園は犬を散歩させる人が数人で、遊んでる子供はいません。あぁ、元気なのは金網に囲まれた「日曜テニスバカ」と「ゲートボールボケ老人」だけ。<こらこら。
 しかし・・・公園の立木引きずり倒して焚き火にするんじゃない!「ゲートボールボケ老人」達よ!ボケパワーにはもう何も恐いものなど無いようです。


2月12日(Wed)
 無意味な作業に熱中するのもいい加減にしないと。しかし・・・「快諾しました」と言うくだりには爆笑。妙なところが面白い、いわゆる「天然」の御仁です。<日記ネタ。
 あ、それと本日の日記は無意味な実験をちょこっとやっておりますが、あまり気にしないように。

 僕にとって今年が3回目の「MACWORLD Expo/Tokyo」なんですが、今回はまるで興味がわきませんねぇ・・・「日経MAC」以外に定期購読する雑誌もなくなったし、その雑誌すらもせいぜい流し見する程度で、いまMacintoshをとりまく状況がどうなっているのかもよく判りません。けっきょく出る出ると騒いでいたsystem8も、最近のデタラメなスケジュールではとうてい完成するわけもないだろうし、なんだかMACの未来はひたすら暗いような気がするんです。
 僕自身もillustratorの最新バージョンがwindows版から出たりするような事にでもなれば、自動的に乗換えると思います。正直言って、MACのインターフェースにそれほどの思い入れがある訳でもありませんから。
 とは言え、MACが無くなったら何かと困った事態に陥るような気がするのも確かです。ビル・ゲイツ氏に印刷業界の動向まで握られてしまっては、あまりに情けないので、ここの処はやっぱりApple社には頑張ってもらいたいと思うから、ひたすら遠い東京の西の外れの「幕張メッセ」まで行く事になるんでしょうね。
 多分、今年が最後の「MACWORLD Expo/Tokyo」かも・・・<しんみりしてドーする?

 昨日の国民の祝日ネタは、「建国記念日」ではなくて、「建国記念"の"日」だと、何人かの方から「突っ込み」メール戴きました。どうも有難うございました。
 う〜ん、日本語はこれだから難しい。しかし・・・「の」を入れるところが、どうも「官僚的いいわけ」の言葉の綾(あや)のようです。この辺りの微妙なニュアンスの相違を嗅ぎわける能力が、日本の官僚をして官僚たらしめている部分なのでしょう。


2月13日(Thu)
 1日早いけど、明日の予定で浮れてる方の為にも、今日の内にイチャモン付けておきます。はい、狂楽さんからのご注文もあった事だし。

 季節の節目節目に行事を執り行うのは、日本人の横並び主義の弊害とは言え、愚行は愚行なりに意味のある事もあったりして、それなりの存在理由はあるのでしょう。しかし・・・数あるそうした愚行の中でも2月14日の「バレンタインデー」と、男性側からの返礼の日らしい「ホワイトデー」ほど下らないモノはちょっと見当らない。はい、なにが嫌いって、小さい義理チョコを訳もなくばらまくOLと、わざわざそれを家に持ち帰って奥さんに披露するバカおやぢ達のような、いわゆる義理チョコに群がるさもしい人々ほどイライラさせられるものはありません。
 愛の告白がしたければ別にチョコレートに託すまでもなく、素直に告白すれば良いだけの話しで、まさか今時の女性がそれ程羞恥心に満ちた存在とも思えない訳です。むしろ昨今の男性側の方がはるかに不器用でシャイに見えるのは、あながち僕の偏見とばかりも言えない筈です。
 モノ欲しそうに、やたらにやけてる男達の為に「義理チョコ」買いあさる女性達もいい加減うんざりしてるなら、こういう精液の匂いのする愚かしい行事を会社や学校でくり返すことはやめてしまいましょう。バレンタインデーなんてモノを喜んでるのは、普段から家庭や会社で抑圧気味の、ココロ寂しい日本のオヤヂ達だけなんですから。
 そうそう、そうしたオヤヂが買いあさる、お返しのセクハラまるだしの下着なんかは突っ返して、今年こそこんな下らない因習から手を切りましょうよ。

 無論、義理チョコにすら縁のない、自宅でお仕事中の孤独なオヤヂの「八つ当り」であることは確かです。ただ、この時期は取引先にもなるべく近寄らないようにしてます。貰ってもウンザリだし貰わないと寂しいし(きゃー、本音はそれか!)、いずれにしても、自分自身がモノ欲しそうに見られるのがイヤ。そうしたバカ騒ぎからはなるべく離れていたいのが僕の本音です。
 そうそう、なにより脱力するのは家族からの「義理チョコ」・・・そうか、僕は義理で愛されてたのね。

 う〜ん、まだ言い足りないけど、これ以上書くと何処まで逆上するか本人にもよく分らないので程々にしておきます。なにせ、日記界の年若い友人達にはそれなりに楽しいイベントなのかも知れませんから、今からあまり夢を壊しても仕方がない。いずれ壊れるんだから。<こらこら。


2月14日(Fri)
 バレンタインネタはもう十分・・・しかし、奥さんと子供たちからやっぱり「義理チョコ」が届きました。無論ご本人達はそんな事は言いませんが、スーパーで挽肉と一緒に買ったチョコレートに、はたしてどんな意味が有るとでも?

 きゃー。またもや、うっかりして昼間に1時間以上もダイアルアップで繋ぎ放しでした。接続APが市内じゃなくて隣接なので、こんな時はダブルショック。テレーホーダイ契約中で、その時間中は繋ぎっぱなしの癖に(きゃー、すいません。同じプロバイダの会員の皆さん。)最近のわが家の電話料金は異常です。そもそも、月の電話使用料が2万円以上になるのって、うちの奥さんにはどうしても納得がいかないようです。はい、自分でもどう考えてもヘン。いわゆる廃人の証明でしょうか。最近は日記巡りの他に掲示板巡りも加わったので、いっそう接続時間は増え加減かも。
 ダイアルアップの為の電話は、そもそも仕事用のFAX回線なんですが、実際に仕事に使うのはせいぜい1日に多くて2、3回。う〜ん、と言うことは、この通話料のほとんどがダイアルアップのモノだとすると、昼間にいったいどの位繋げてるのか・・・我ながら計算するのが恐ろしいです。
 やっぱり掲示板は繋ぎっぱなしではなくて、コピー&ペーストであらかじめ書いておくべきなんでしょうね。ホントにいい加減にしないと、人の事をとやかく言えない「ネット依存症」の度合がますます増えそうです。え、もう手遅れかもって・・・はい、確かにそんな気はしてきました。

 まぁ考えてみれば、いくら電話料金が2万円と言ったところで、酔っぱらってゲロ吐く為に飲んでるのかと思える人や、辺鄙な山の中までゴルフするために早起きする物好きな人達が浪費する、飲代やゴルフ代などに比べれば実に安いモノです。少なくとも道にゲロ吐いたり、無理なゴルフ場開発で環境破壊したりする事はありませんから。 


日記関係の発言はこちらで。
2月15日(Sat)
 本日はオフミと言うかなんというか・・・最初は新宿あたりでJ・G・バラード原作、デビット・クローネンバーグ監督という、誰がどう見ても筋金入の「変態映画」にしかなりようのない「クラッシュ」を見ようかと思ったのですが、先日調べたときは確か17日まで上映中の筈だったのに2、3日前に調べてみると、もう東京のどこの映画館でもやってない。まぁ、大ヒットロングランになる映画でないことは確かですが、それにしても当初の予定を切上げてしまうほどに不入りだったのかも知れません。どうせこんな映画はスグにビデオ化される筈なので、レンタルで見ることにします。
 しかし、男二人で歌舞伎町の小さな映画館で成人指定の映画見るのもかなり恥ずかしい状況の様な気がするので、行かなくて正解かも知れません。

 で、しょうがないので誰か誘ってタダのオフミでもやろうかと思っても、もう一人の人物のせいで、声かけるにも何かと差障りの有りそうな方が多くて・・・日記界に詳しい方ならこう書くだけで全てご理解いただけるはず。がはははh。
 もう面倒なので、わが家に呼んで晩飯でも食べることにします。幸い「コタツ」も有るので、寝る場所には不自由しないでしょう。(←きゃー。本日もまた来客をコタツで寝かせるつもりのようです。)

 うん、なんなら「寝袋」も有るぞ。そもそも、わが家には来客用の布団が無いんだから。訪問される方はそれなりの覚悟をされた方がよろしいかと思われます。過去には「床でごろ寝」なんて悲惨な方もいた模様ですから。


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