聖蹟桜ヶ丘SCは、京王線聖蹟桜ヶ丘駅の両側にある駅ビルです。 A・B・Cの3つの棟からなっています。 ・A館 京王ストアと京王アートマンを中心にした専門店街 ・B館 京王百貨店聖蹟桜ヶ丘店 ・C館 レストラン街と駐車場棟 [せいせき 京王聖蹟桜ヶ丘SC] オフィシャルなサイト (最新情報・休業日・映画の上映情報もこちらで) 周囲にはとなりにはこれとは別に大きなビルもあります。 ・スクエア ・OPA・都市公団 |
■[駅としての聖蹟桜ヶ丘] 1925年、玉南電鉄府中(現府中)−東八王子(現京王八王子)の開通時に、関戸駅として開業しました。 1926年に玉南電鉄は京王電気軌道(現京王電鉄)と合併し、その年の4月には線路の幅を新宿−府中のものにあわせる工事が行われ、直通が可能になって、現在の京王線に組み込まれました。 ちょっとしゃれた駅名なので近年の改称とおもわれがちですが、『聖蹟桜ヶ丘』に変わったのは1937(昭和12)年です。 聖蹟とは明治天皇が行幸した地としてつけられたものなので、戦後ならばこの名前になることはなかったでしょう。 1963(昭和38)年に特急電車の運転がはじまりました。聖蹟桜ヶ丘駅は、当初からの停車駅です。 1969(昭和44)年に高架駅になりました。このとき駅が少し移動しました(以前は現在よりも外側..A館側を通っていました)が、それをのぞけば、開業以来同じ場所にあります。SCができたのはその後1986年です。 現在もすべての電車が停車(回送電車も含む)し、毎日約7万人が乗降しています。 新宿まで27分です。ただし、朝ラッシュ時は約50分かかります。 この駅の周囲には、京王電鉄をはじめグループ各社の本社があります。 京王電鉄の本社は、1988年に新宿三丁目から聖蹟桜ヶ丘に移転しました。 現在は登記上所在地も多摩市です。 ■[地名] 周辺の地名は、今でも関戸です。聖蹟桜ヶ丘駅は、多摩市関戸1丁目にあります。 桜ヶ丘は、大栗川の向こうの小高い丘で、高級な住宅街です。 地元では某電鉄会社の社長が住んでいる(=そのために特急が停まる)とほんとのことのようにうわさされていますが、実際は違います。 ■[映画の舞台] 京王電鉄そのものはたびたびCMやテレビドラマなどに登場しますが、街を強調することはあまりありません。 しかし、聖蹟桜ヶ丘は、理由はよくわかりませんが、スタジオジブリの映画の舞台になったことがあります。 アニメなので実際に撮影されているわけではありませんが。 『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年) どこからか来たたぬきが降りる駅が聖蹟桜ヶ丘でした。 描かれている時代(多摩ニュータウン開発)当時は相模原線はありませんでしたので、聖蹟桜ヶ丘駅から降りるというのは意外と忠実です(駅の建物は現在のものでしたが)。 特急京王八王子行きに乗ってきて西口から降りていました。 『耳をすませば』(1995年) 描かれている街が聖蹟桜ヶ丘であることはオープニングの時点でわかるというものでした。 当時、私はこの駅に勤めていて、「映画にこの駅がでている」というのを聞いて、上の映画館に見に行きました。 オープニングで関戸橋と聖蹟桜ヶ丘の夜景がでたときに、館内でどよめきが起こったのをよく覚えています。 耳すまNET |