合唱団たちばな
プログラム扉絵ぎゃらりぃ
めいきんぐ・おぶ・たいとるばっく・いらすとれーしょん
モチーフ:燕の歌
6年ぶりの演奏会、6年ぶりの扉絵作成である。
最初の2年は順調でそろそろ演奏会準備という頃にコロナ禍がやって来た。練習を再開したものの参加できないメンバーも多く、演奏会向けの曲目も変更せざるを得なかった。その中で、変更しなかった曲が「燕の歌」である。6年間温めた曲なのである。
建築家でもあった立原道造は、自らの理想とする別荘《ヒアシンスハウス・風信子荘》を設計している。彼自身は夭折したためそれは実現しなかったのだが、「燕の歌」第1曲の『旅装』の風景はまさに《ヒアシンスハウス》であると思う。
まぶしいくらゐ 日は
部屋に隅まで さしてゐた
・・・・・・
ものめづらしく 椅子に凭り
机の傷を撫でてみる
机に風が吹いている
今回、初めてネット印刷での製作となった。モノクロでなければフルカラーなのだが、フルカラーのデザインなど到底無理で、セピア単色に見えるようなものとなった。
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