東京オラトリエンコールは、1995年に岡本俊久氏がこの合唱団を設立して以来29年間、常に指揮者の目指す音楽を表現できる存在でありたいと願って活動を続けてきました。
ドイツ教会音楽はバッハを中心に名曲がひしめいています。岡本先生はその熱意と忍耐力で私たちアマチュアをこれらの名曲の世界にぐいぐいと引きずり込み、生き生きと歌わせてくださいます。
過去8回のドイツ演奏旅行では、バッハ自身が呼吸し、独自の世界を造りだしたライプツィヒのトーマス教会で、正式礼拝における合唱隊を務めると共に、同教会やニコライ教会、ペータース教会、さらにバッハ生誕地アイゼナハのゲオルゲン教会、ニコライ教会やD.ブクステフーデがオルガニストを務めたリューベックのマリエン教会で演奏し、大きな感動と貴重な経験を得ることができました。同時に国内外の多くの方々との交流を通して、新たな合唱の世界が広がる喜びを実感してまいりました。
「生き生きとした音楽」をモットーとする岡本先生の指揮のもとで、東京オラトリエンコールはこれからも活動を続けてまいります。
次回第32回演奏会では、J.S.バッハ「クリスマス・オラトリオ」を取り上げます。
また、2026年1月にはそのクリスマス・オラトリオで、ドイツ、ヴルツェンへの演奏旅行を計画しています。
美しく魅力あふれる合唱曲を一緒に歌っていただける皆様のご参加を心よりお待ちしております。