デーテーペーな1日

2000.02.17~29


日記関係の発言はこちらで。

2月17日(Thu)


 さて、こっちの日記はどうするかなぁ。BOWDOのほうなら、それこそなにも考えずに30分で更新できるんですが、やっぱりこっちの「子育て親ばかレタペパ不明日記」はなにかと時間がかかったりするので、現在の状況じゃふたつ日記書くのはかなり無理があるような気がするんですが・・・
 再開したのはいいけど、すぐに更新が途切れがちになったりするなら最初からそんなものは書かなければ良かったという事になるから、はて・・・どうしたものか。
 どうせ始めちゃったものだからまたもや飽きるまでは続けてみるかな。こういう時に、はっきりした目的もないままに書いていた「日記」だけにもう一度「書く」ことに気持が向くものなのかどうなのか、自分でもよく判らなかったりしてます。

 などと嘆きつつ本日の日記はこんなところかも知れません。最初から「萎え萎え」っちゅうか、一旦休むとすっかりだらけるからなぁ。とか言いながらこっそりジオで日記書いてたりしてるのかも知れません、このオヤジは。

 そう言えば正美は下痢でおなかピーピーだとか。トイレ通いが忙しいこと。再開早々情けない話しで登場するのが彼女の持って生まれた運命を暗示しているのかもしれません。



2月18日(Fri)

 最近ふいに昔のことを妙に鮮明に思い出したりして・・・これってやっぱりボケの初期症状なんでしょうか。なんでもボケ始めるとひとは過去にだけ生きることになるとかよく聞きますから。或はそのものズバリ死期が近いとか。うーん、何れにしてもイヤな兆候であることは確かなような気がするなぁ。

 子供の頃のわが家は相当に貧しくて(成長しても貧しさには変りなかったけど。)おやつと言っても今のようにやれケーキだプリンだという訳にもいかず、母親がよく手づくりしていたのを思い出した。その頃のことで手づくりのおやつといってもマドレーヌやシフォンケーキな訳は当然なくて、実にビンボーくさいものだったりした。どんなものかと言うと、ざっとこんな感じ。
 ご飯が残ったりするとそれを捨てずによく水洗いしてざるに空け、天日で乾かしてぱりぱりになったものを醤油と砂糖で甘辛くからめたもの・・・だいたいどんなものか想像つきますか? おやつと呼ぶにはかなり無理がありそうですが、我家的にはそれは立派な「おやつ」であって僕はけっこう好きでした。
 ただし遠足のおやつに持たせるのだけはイヤで、ビニール袋に入ったそれを友達に見られるのが恥ずかしいからとリュックを開ける事ができずお弁当も食べないままだった事もありました。やっぱりみんなと同じようにアトムシールのおまけの入ったマーブルチョコとかサイコロキャラメルなんてものが良かったのだが、そう言えなかったのは妙に先走って相手の考えを読もうとする昔からの僕の悪しき性癖のせいだったのかも知れません。
 でもあれ(なんて名前なのか、はたして名前があったのかも不明ですが)は好きだったなぁ。機会があれば一度つくってみようかと、ふとそんな事を思ってみましたが、実際につくることはきっとないような気がします。

 子供達はそんなものを出されたらきっと「なに、これ?」って顔するんでしょう。しかし、彼女たちが好きなコンビニのプリンの味を何十年後かに思い出す事は恐らくないでしょう。豊かすぎる時代というものは案外薄っぺらなものです。



2月19日(Sat)

 子供達は学校から帰ってくると友達と近所のアリーナにスケートに出かけるし、奥さんは奥さんでさっさとひとりで買物に・・・気がつけば父親は居間のホッとカーペットの上で身体を小さくして床寝。あぁ、なんだかとっても寂しい状況のような気がするぞ。もっとも寂しそうなのは僕ひとりなのかも知れませんが。
 子供達はそんな調子で友達同士で遊びに出かけたり買物にいったりで最近はあまり親子で出かけるという事も少なくなりました。そう言えばマクドナルドもしばらく行ってないなぁ。確かウィークデーはハンバーガー半額とかコマーシャルでやっていたけど、あんなものを普段の日も食べてたんじゃあまりにも貧しすぎるような気がします。だからと言って日曜日に家族でハンバーガー食べてる図ってのはさらにビンボーくさいけど。
 こっちの方も復帰早々あまり調子が出ないというか最初からヤル気もない訳で、もっともこのとりとめのなさは日記を書くことに飽きてるというよりも生活そのものに飽きてるせいのような気がします。

 スケートって子供達は初体験で、麻美は靴擦れができて痛いと嘆いてます。そう言えば僕もスケートなんて小学校以来いってないかも。京都には確か岡崎の美術館の近所にあったと思ったけどあそこは今でも残ってるのかな。



2月20日(Sun)

 我家の2階の窓から見える風景というのは向いの公園のヒマラヤ杉(なのかどうかは不明だけどそんな感じ)が鬱蒼という感じに繁っているのが見えて、まるでドイツの「黒い森」のようで僕は秘かに気に入っていたんですが、それがバッサリと剪定されて裸の枝が寒そうに冬空の下で震えているだけなのに気づいた。なんだか焼跡の風景のようで何時もの見慣れた窓の外とは異質で、空が大きく見えるのも寒々しい気がした。
 午後からは天気予報どおりに雪が舞ってきた。その木々の上に雪が降りつもるとまたとってもきれいだったのだがそれも今年はもう見れないのかと思うと少し残念だったが、予報とは違って雪はすぐにやんでしまった。
 窓を開けて外の空気を少し入れてみると、なんとなく春めいた暖かな気配が風の中にした。今年はもう雪は降ることはないのかも知れません。

 申告だとか車検だとかそれに仕事も、やらなければいけない事が色々とあるような気がするんですが何も手につかず。というか、何時ものように何もする気がしないだけ。そろそろやらないとなぁ。



2月21日(Mon)

 珍しく頭痛がする。ズキズキというそれではなくて、ふと振り返った時などに頭の中味が偏ったかのように重くて、少しぼんやりとした痛み。要は何時もの睡眠不足なのかも知れません。

 例え何ひとつ言葉を交さなくても通じ合うものがあると実感するのは今さらながら不思議な気がするけど、今日がそんな日でしたね。
 もがく時も悲しむ時も勿論愛し合う時も、言葉は必要なかった。ただお互いの奥深いところに沈んでいたものを掌の上に広げてみせると、やはり同じものだったということ・・・それですべてを理解することが出来るからこそいっそ罪深いのだが、これは誰に恥じることもない僕たちの罪なんでしょう。罪を共有し共に鎖に繋がれて何処ともなく歩いていける事を、今日改めて僕は思い知らされたのでした。

 などと書くと、きっとあなたは「えっ、今さら?」となじるように振り返って、でも瞳は何時ものように笑っているんでしょう。

 多少お疲れ気味なのかも知れません。日頃に似合わない甘口は、まぁそんな日もあるさと見て見ぬふりをするように。



2月22日(Tue)

 いつの間にか夕寝していてハッと気が付くと既に日付は変っていたりして・・・ まいったなぁ。日記書いてるヒマがなくなってしまいました。仕方がないので明け方にこそこそと昨日の日記を書いております。またもや二度寝の「言訳日記」か。うーん、最近そんなのばっかり。<って、ついこの間復帰したばかりじゃないのか?

 なんだか最初からダレダレで、やっぱりこっちの日記を復活したのは早計だったかも知れません。ヤル気のなさは以前と同じなんですが日記書く時間の方もけっこう苦労してます。
 そんな訳で本日も日記はうんと短め。

 昨日あたりからなんとなく風邪のひきはじめのような気がしていたんですがぐっすり寝て頭痛の方はスッキリしました。単なる睡眠不足だったのかも知れません。



2月23日(Wed)

 昨日に続いて本日もまた1日遅れの日記。ヤル気がない上に時間がないことも加味されてかくなるていたらくなんですが、しかし考えてみるとよくもまぁ4年近くもこんな面倒なことを毎日やっていたものです。自分でもどうしてそんなに熱心だったのか今でもよく判りません。

 どこか薄暗いところで微かに光る不思議なものを見つけてついつい夢中になってしまったんでしょう。恐る恐る手に取ってみるとじんわりとした温もりが伝わってきて、それにも僕は魅せられ続けてきたようです。日々の変化の激しさがのんびりと感傷や思い出に浸る時間さえ惜しいと足元をとうとうと流れすぎていくのを僕は呆然と眺めるばかりでした。流されるわけでもなく流れに逆らうでもなく、ひとり取残された気分であたりを見渡せばいつしか風景はすっかり見知らぬものに変っていたことに驚かされるのだが、そこここによく知る花がひっそりと咲いているのを見てようやく僕はひとりでいることに安心するのかも知れません。

 麻美の話によると最近の彼女らのマイブームは「スケート」のようです。3月になったらまた友達と一緒にスケートリンクに行くらしい。今日はその練習だとかで近くの児童館でローラースケートで遊んできたようです。どうせ後2・3回で飽きるんでしょうが。



2月24日(Thu)

 料理で言えば最近の奥さんのマイブームは「グラタン」のようです。彼女は昔からホワイトソースやチーズに類するものが好きだったんでちょくちょく作ってはいたんですがここの処は休みの日のお昼は大抵コレ。どうやらお手軽な「グラタンの素」に類するものを見つけたようで、近頃では夕食にまで頻繁に顔を出すようになりました。ちょっと前までは「酢豚」が定番メニューとして週いちペースで食卓にのぼっていたんですが、「えぇ? また酢豚なの。」という僕の声にここの処しばらく顔を見てません。やっぱり酢豚毎週じゃ飽きるでしょう。子供達は大好きで毎日でも平気そうな顔してますが、この歳になると毎週のように酢豚だと飽きる飽きないの問題以前にちょっと胃に重くて閉口です。
 正直言ってグラタンのベシャメルソースにもいい加減飽きがきている頃なんですがそんな事は迂闊に言えません。最近は台所に立つこともなくなってもっぱら「僕食べるひと。」なんで、出されたものは素直に黙って食べる習慣がついてます。うーむ、しかしちょっと胃もたれしてます。パンシロンはあったかな。

 今日は珍しく当日のうちに日記をアップしてます。その為に夕食の後でいそいそとモニターに向う父親というのも何処か間違っているような気はしないでもないんですが。<明らかに間違ってます。



2月25日(Fri)

 去年だったかな、麻美が向いの公園で500円硬貨を拾ってそれを交番に届けたのだが、その時交番のおまわりさんに書いて貰った取得物の受領書はそのまま冷蔵庫の表面にマグネットでとめてあって嫌でも忘れないようになっていたらしい。さすがしっかり者の麻美の事です。今時500円をわざわざ届けるのも面倒だけど、だからネコババしてしまえというのも説明が難しいので交番に届けることにしたのだが、そんな事は僕はすっかり忘れていました。だが本人は結構楽しみにしていたようで、どうやらその500円の引取り期限が来ていたらしい。
 学校から帰ってくるなり勇んで「交番に行って来るね。」と自転車で出かけたのは良いがすぐにガッカリした顔で戻ってきて、引換えるにはお父さんかお母さんが一緒でないといけないらしい。うーん面倒だなぁ。こんな事なら最初から僕がネコババすれば良かった。
 なんでもその500円で買いたいものがあるらしい。何年も前のお年玉をまだ使わずに持っているケチな麻美はなかなか自分のお小遣で買物する事はないのだが、やっぱり拾った500円ともなると気が大きくなるらしい。浪費家の正美はその500円の使い道に秘かに注目しているらしくて、半分は自分に貰えると思っているようだが麻美にはその気は全然なさそうです。それを知ったらきっと正美はふてくされるんだろうなぁ。500円を巡って二人の間では既に秘かに攻防は始っているのかも知れません。何れにしても二人とも父親に似てビンボーくさい限りです。

 結局「あーちゃんだけズルイ。」とか言って正美は父親か母親のどちらからか500円せしめるんでしょう。そのあたりほんとにズルイのはキミだと思うけどね。



2月26日(Sat)

 午前中は正美と奥さんは近くの公民館の料理実習室でPTA主催の「手づくりカレー教室」に出かけたんですが麻美はなぜか留守番。一緒に行くかと誘ったらしいんですがやっぱり自分のクラスではないので気がすすまなかったようです。今までだったら大抵一緒に参加していたんですが、最近はあまり面白くないらしい。
 「友達いないから行ってもつまんないのかな?」と僕が訊いてみると、「友達は自分のクラスよりも多いかも知れないけど、行ってもつまんないから家でビデオ観てる。うん、今のクラスに友達っていないよ。」だそうです。本人はケロリとしてますが、なんだか寂しいお返事だなぁ。
 という訳でひとりでもう何度目になるのか知れない「カリオストロの城」を朝からぼんやりと観ていたようなので、同じく取残された父親と近所のレンタルビデオショップにでも行ってみるかと誘ってみました。ついでに昼食はなにか麻美の好きなものでも外食しようかと尋ねると、マクドナルドのハンバーガが良いとか・・・つくづくビンボーくさいガキです。
 ハンバーガ食べながら「平成ポンポコ合戦」観て、けっこう麻美は満足そうです。安上がりに出来た娘で親としてはなにかと気楽ですが、もう少し手がかかっても良いような気もします。

 昨日貰えなかった拾得物の500円も一緒に交番に行って貰ってきました。その500円で来週友達とスケートに行くらしい。やっぱりしっかりしてるなキミは。



2月27日(Sun)

 昨日の日記を翌日の明け方に書くのにも慣れました。覚書きの日記なら翌日に昨日あった出来事を思い出しながら書くというのも当然ありなんでしょうが、日付に拘ってるあたり、やっぱり「日記」ではなかったのかも知れません。じゃ何だったのかと言われると返事に困るんですが。
 最近日曜の朝というと子ども達と一緒に「仮面ライダークウガ」を観るのがお決まりです。未知さんの日記で面白いとか書いてあったからつい2回目あたりから見始めたんですが、毎週観てるのですっかりファンです。「バラのタトゥの女」なんてイカした名前の敵役も登場したりしてけっこう嬉しがってます。ちんけな古代語(?)の会話はタモリの4ヶ国語麻雀風でそうとう安っぽいのがちょっとなぁ・・・どうせなら古代ケルト語かなんかで会話しているとさらに面白かったと思うのに。あとビデオ編集の特撮アクションは予算のせいで仕方がないのかな。香港映画並にワイヤーで吊って大空中アクションなんてのだったらもっと良かったのに。なんてお気楽なこと言ってますがそういうものに幾らぐらい予算が必要なのかなんてまるで知りません。まぁ30分ものの子供向けの番組にあまり無理な注文つけてもしょうがないんで、文句を言わずに黙って観てれば良いのかな。
 しかし、我家の子ども達は朝の7時ぐらいからそんなテレビの子供向け番組をずっと見続けで、4年生にもなるというのにバカ丸出し。戦隊ものなども真剣な顔でみてるからますますバカに見えてくるんで、今の処は処置なし。
 もっとも子供と一緒になってそんなテレビを眺めている僕自身についてもほとんど自覚はなさそうです。

 午後からは学校の合奏クラブの定期演奏発表会が市民会館であるとかで子ども達だけでお出かけ。幼稚園の鼓笛隊の方がよっぽどしっかりしているヘロヘロの合奏クラブなんですが、それでも市民会館で発表会をやるところがやっぱり大いなる田舎の小学校といったところでしょうか。



2月28日(Mon)

 朝っぱらから日記読みなどしている場合ではないな。まずは自分の日記を書かなきゃ。<どっちにしてもツマラン人生です。
 日常には取立てて大した出来事がないのはいつも通りでした。そう言えば、せっかくプレステ2予約注文できたというのに肝心のソフトが1本もないのでついでにプレイステーョン・ドットコムで「リッジレーサー」も注文することに。3月4日発売とか書いてあるから当日に本体と一緒に届くのかな。あ、実は奥さんにはプレステ2買ったことはまだナイショです。ナイショと言うか・・・まだお知らせしてないだけなんですけど。子どものオモチャに4万円以上なんて知ったら怒られそうだなぁ。値段は1万円ぐらいでしたと言っておこう。我家の奥さんはそのあたりにまるっきり興味がないのでプレステ2の定価は知らないと思うから多分大丈夫。子ども達にも口止めしておきます。それでも「そんなつまらないものを買うヒマがあるんならわたしの洋服でも買ってくれれば良いのに。」とか言われそうです。
 なんだか嬉しそうで、このオッサンはひょっとするとプレステ2が届くのを楽しみにしているのかもしれません。

 奥さんの兄貴の嫁さんが入院・手術だとか。多分我家の奥さんよりふたつみっつ年下だったはずなんですが、日頃健康で暮していてもそろそろ僕たち含めた周囲の人間達もそんな事態が実際に起る世代になったということなんでしょう。気安くお見舞に行くのもちょっと考えものだけど・・・やっぱり手術前に一度は顔を出さないといけないかなぁ。



2月29日(Tue)

 なんとか当日中に日記を書こうとモニターの前に向ってます。相変らずつまらん拘りと言う奴です。夕寝もしたんで比較的元気。しかしそのおかげで本日は日記に書くようなことがなにもないなぁ。子ども達は学校から帰ってくるなり遊びに行ってしまうし、奥さんは奥さんで病人見舞にお出かけだし、気がつけば真っ暗だし、夕食は「ホカホカ弁当」だし、それ食べ終ったらそそくさと1階の事務所に降りてきて「Web日記」書いてるだけだし・・・なんだかほんとに寂しい人生だなぁ。人のことをとやかく言ってる場合ではありません。
 続けて書いてるんで、なんだかもうひとつの日記の続きのようになってます。こちらではやっぱり日常雑記を。

 麻美はなんだかホカホカ弁当についているピンク色をした生姜が大好きらしくてみんなの分まで貰って「おいしい、おいしい。」と御機嫌です。正美も好きなんでそれぞれが取合いでお互いに相手がズルイと喧嘩してます。あぁつくづくビンボーくさいガキ二人ですが、安上がりなんで我家的にはそれはやっぱり美徳なのかも知れません。あまり高級なものが好きじゃないというか、高級なものを知らないだけなんでしょう。

 そろそろ申告の準備もしないとなぁ。例によってまだ何もやってません。ぎりぎりまで手を付けないんですが、今年は特にその「ぎりぎり」ぶりが目につくような気がします。つまらないことで忙しくしている癖に肝心なことには手を付けずにいるというのは、肝心なものほどつまらないという「マーフィの法則」なのかも。そんな法則があるのかどうかよく知りませんが。


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