デーテーペーな1日

1996.10.16~31

日記関係の発言はこちらで。
10月16日(Wed)
 ああああああああああ、マジで仕事が詰まってるかもしれません。こんなに働き者の「デーテーペーおやぢ」な1日は久しぶりかも。まだ昨日の風邪でぼんやりしてるっつーのに・・・とほほ、もうお仕事はさぼりたい。<だからサボってんだろうが!
 風邪ひいて熱出したなんて、本当に何年ぶりかもしれません。もともと、医者嫌いな人間なのでここ10年以上健康診断含めて医者にどこかを診察してもらったことがないです。とにかく胃腸なんて親子三代に渡って達者で、結構脂っこい食べ物が好きだったりするんですが、まず胸やけとか胃が重いなんて経験はありません。何年かに一度、風邪ひいて熱がでたりしても、まぁ大抵は2・3日布団の中に潜っていれば直ってしまいます。
 そうは言っても、医者に診察してもらえばどこかしら調子の悪いところが出たりする年代の筈ですが、あえて医者には行かないことにしてます。医者に診断されてはじめて病人な訳で、自覚症状のない限りは病気じゃないと、言い張ってます。どうせ、どんなに頑張っても100年そこそこの寿命なんだから、結構おもしろおかしく生きてきた自覚があるので、それほど「健康で長生き」なんて人生に執着する気持ちがあまりないようです。へろへろになるまで手術や抗癌治療うけて何カ月か何年か余命を延ばして見たところで、しょせんいつかは死ぬことに変わりないんだから、まぁ、無駄な努力と言えばそのとおりかも。

 そうは言ってもまだ癌告知された経験もないので、いざ自分の寿命があといくらと告げられたりしたら、思いっきり悪あがきするのかもしれません。それこそ紅茶キノコから尿療法まで見境なしで、なんでもやってしまうかも。でも、やっぱり余命日記なんかはじめてしまうのかなぁ?ちょっと投票するのは躊躇する日記かも知れません。

 熱は下がったようですが、調子がいいのか悪いのか?自分で今一つよくわかりません。ただ単に、仕事にうんざりしているだけかも。どうも最近日中に仕事するのが非常に億劫です。かといって夜中は日記読んだりメールにお返事したりなだけなのは、ご明察の通り・・・う〜ん、本当に自分でもいつ仕事してるのか、我ながら不思議なときがあります。


10月17日(Thu)
 反動まるだしの読売新聞の社説には、いまだに「返せ!北方領土」みたいな論調がくり返しでてきます。この10月何日かがそんな「北方領土記念日」に当たるらしくて、今日もそんな記事が掲載されてましたが、あれって、皆さん本気なんでしょうか?今さら、オーホーツク海の小島返してもらって、誰が喜ぶんでしょう。毛ガニの密漁船の船長だって、密漁だから高く売れているわけで、あの4島が返還されて、漁業組合による一括管理なんて事になったら商売あがったりでしょう。ポルノ解禁と同じで、規制され犯罪とされるからこそ値が付くのが資本主義社会のルールなんですから。
 あんな島なんか要らないヤ!と言う政治家に会ったことがないんですが、正直なところ、誰が欲しがってるわけ?共産党の方も、確か返して欲しそうですよね。
 あの4島返還してもらうメリットと言えば、漁業の事しか思い浮かばないんですが、そもそも、鮭とかカニとか、そんな水産物は僕はなくなってもいっこうに困りません。あんな毛ガニなんゾの臭い死肉喰って喜んでる人の気が知れないです。それも高いお金だして。スモークサーモン?「ケッ!」北海道のヒグマじゃないんだから、鮭の生肉ありがたがる習慣は僕にはないです。それ以外に、あとあの4つの島に何があるんでしょう?栄養状態の悪いロシア人が数万人?廃棄処分の原子力潜水艦とか?
 いずれにしても、なんの価値もないと思うんですけど。ついでに尖閣列島でも、南鳥島でも欲しいと言ってる人にあげちゃえば良いじゃないですか。少なくとも、僕に異存はないです。もっとも、沖縄をちょーだいと言われたら・・・うちの奥さん沖縄出身なので、チョット困るかも。佐渡島ぐらいならぜんぜん問題ないです。<こらこら。

 文句言いながらなぜ読売新聞かといえば、まぁ朝日でも毎日でも一緒なんですけど、折り込みチラシが読売新聞が一番多いと言うのが奥さんの意見です。おまけは洗剤ぐらいなんで、そろそろ新聞変えた方がいいかも、なんて言ってますが。


10月18日(Fri)
 僕は第一印象で、人間の好き嫌いを決めつけてしまいます。最初印象が悪かったりすると、ずーっとそのまま。人間のココロは顔に現れると言うのがまず持論で、イヤな顔の持ち主は精神までイヤな奴に決まってます。
 と言うことで、最近またもや権力闘争に明け暮れているらしいロシア共和国の大統領周辺の人物像なんですが、まぁ、見事なまでの「悪人ズラ」なんですよね、これが。
 今度クーデターの疑いで解任されたレビジ安全保障会議書記なんて、もうそのまんまマフィアのボス。エリツィン大統領だって、キャスティングするなら南米の麻薬王ってとこでしょうか。どちらにしても「イヤな顔」の極めつけみたいなモノです。ソビエト連邦時代の、スターリンやフルシチョフを想い出すまでもなく、ブレジネフやアンドロポフ、チェルネンコとか、誰が「ドクター・ノー」やってもはまり役みたいな悪相のオンパレードなんですよね。そんなイメージ払拭しようとしたゴルバチョフにしてからが、もう誰が見てもスペクターのボスそのもの。まぁ、へんに洗練されたアメリカンドリームそのままみたいなアメリカ大統領と比べれば、彼らの方が自らの暗黒面により正直だと言えるのかも知れません。
 その伝でいくと、現在日本で一番の悪人ズラ政治家と言えば、やっぱり新進党の党首でしょう。ただ、悪人ズラが嫌いと言うわけでもないんです。今の政治家で一番嫌いな顔といえば、やっぱり、あのギョロッとした目。名前通りの、強欲でそのくせ臆病な公園の土バト思わせる、あの卑しい目つきがまずキライ。ぼんぼん丸出しの無神経さと傲慢さのない交ぜになったような喋りと声にもゾッとします。いぜん首相だった殿さまは、まぁ、ただの「バカ殿」で笑ってられたんですが、どうもあの人は僕はヤです。ほとんど生理的にキライです。
 最近、悪人ズラ陣営やイヤな顔陣営からも、選挙がらみの電話がよくかかって来るんですが、そういう馬鹿げたご依頼電話にも、いっそう僕の"選挙と政治嫌い"に拍車が掛けられているようです。まぁ、スグに終わるのが何よりの救い。プロ野球みたいに半年も続いたらとても耐えられないです。

 投票依頼の電話掛ける方、これは墓石とかリゾートマンション等の電話勧誘も同じなんですけど、まず人の名前の読み方調べましょう。電話帳から、かたっぱしで掛けてるのがまる見えです。そうは言っても、僕の名前はいささか珍しいので、皆さん読み方に四苦八苦のようです。やきゅーさんてのが、一番多いかな・・・僕が野球嫌いなの知ってるのかぁ〜!


10月19日(Sat)
 茶パツDeイェーイと言えば、僕の日記では重要な登場人物のひとりなんですが、この方、やはり色々とやっていただけます。本日は2学期の授業参観日で、土曜日と言うことでたくさんの参観者がありました。で、彼女がいつも連れ歩く小汚いガキ(がはははh、チョット問題発言)が、まー手に負えないくそガキであることは確かで、教室走り回ってぎゃーぎゃー泣くし、大声で騒ぐ訳です。僕なんかは何度も見ていて、もはや慣れっこなんで「あぁまたか」程度なんですけど、今日は同席していたよそのお母さんに、授業の邪魔だから連れてこないようにと、キッチリご注意受けていたようです。しかし、面と向かって注意するお母さんもお母さんだけど、そんな事でめげるような彼女じゃありません。今日もヘソ出しルックでした。ナイス!ご注意受けたお母さんにばっちりメンチ切ってました。そのうち校内PTA暴力?がはははh、ナイスすぎるかも。やっぱり好きだなぁ、こういう方って。ちびTシャツから覗いた肌についむらむらと・・・ああああああ、何だかお話しがあらぬ方向に。
 更に午後からはPTAの運営委員会などもあったわけです。しかし、民主主義的手続きに不案内な方ばかりとは言え、PTAの会則勝手に変更して役員選出するのって、どう考えてもおかしいと思うのですが・・・すべての原因は、PTA活動と言うモノが、子供達が学校通う間のただの苦役と化しているからで、なり手のない役員をいかにして選出するかで、色々と非民主的・根回しシンドロームがはびこる結果なのでしょう。役員のなり手がなくてPTA活動ができないなら、さっさとやめてしまえばいいだけの話しです。PTAなんて、なくなってもいっこうに困らないと僕は思うんですが。

 Webの世界なんて、独身の方とかまだ子供の小さい方がほとんどだと思います。だからPTAの話なんていっこうに実感のない「よその世界」のお話しでしょう。まぁ、結婚して子供が学校に通うようになればイヤでもお付き合いすることになるので、今から覚悟しておいた方がいいでしょう。相当レベル低いです。<こらこら。
 本当に地域ボスの世界のミニチュア版みたいに感じられて仕方がないのですが・・・特に上の方、PTA本部等のお話しは。


10月20日(Sun)
 う〜ん、なぜ日本のテレビ局は、同じような番組を同じ時間帯に、同じようなキャスターとゲスト招いて、同じような結論得るために、同じような「無駄な努力」をくり返すのでしょう?
 シーズン中のラジオのように、NHK以外、全局巨人戦中継しているばかばかしさと同列。どうせ安っぽいCG使って、目で見る開票速報とか、日本一早いインターネット利用による開票速報なんて、誰でも考えつくネタで、お互いを牽制するというか、談合してスクープ自粛合戦とかに入れあげているのでしょうか?
 多分、「選挙戦を戦ったおんな達」みたいな愚かしいワイドショー風密着取材ではしゃぎながら、国政に関してなんて、これっぱかりも関心など無いわけです。ただ、他局より視聴率が上がった、占有率第一位だ!と言うような社内的話題が大好きなだけに思えて仕方がないのです。まぁ、考えてみれば、中身の優劣ではなく皮相な数字によって一喜一憂するジャーナリズムなんてモノが、はたして信用するに足りるものなのかどうか?ちょっと考えてみれば分かるはずです。見た目やタレントの出演で他局と差を付けようなどとするマスコミの言うことなど、はなから信じられるはずもないでしょう。いくらでもショーアップして自分たちが信じる「分かりやすい報道」を放送していけばいいでしょう。しかし、僕にはこうした最近の報道の姿勢に、逆に徹底した視聴者無視と、思い上がった侮蔑の思想を感じてしまうのです。もう少し視聴率では計れない中身について争うようなテレビ報道を見てみたいとは思っていますが、もはやそんなモノを望むのは無益な事なのかも知れません。

 どうも、僕はフジテレビが嫌いみたい。朝から晩まで舐めるようにフジテレビみているような気がする●●●●氏の影響だとすれば、フジテレビに取って、とんだとばっちりなんでしょう。まぁ、基本的にイヤなら見なければいいというのが、テレビにも日記にも言える、正しい接し方であることは確かですから、最近はもっぱらそれを実行しています。


10月21日(Mon)
 何度も広言しているように、僕は政治とプロ野球は大嫌いなので、それについて語るのはイチャモンのみです。あぁ、ついでに言えば、大相撲も大嫌いです。2週間以上も毎日毎日、汚い裸のデブの尻を中継してどうするんでしょう?
 歴代の(といっても昭和以降と言うだけ)天皇がお気に入りだから?BS放送なんて、肉親以外誰も観ないような取り組みまで中継して、誰が嬉しいのやら・・・とにかく、中継時間長すぎ。1日30分で充分でしょう。どうせほとんど八百長なんだから。<おいおい。

 で、誰かがベタホメの日テレの選挙特番はもちろん、何処のテレビ局の特番も見てませんので、結果は朝の新聞で知りました。
 しかし、自民党と新進党合わせて400議席近い数字は、非常に気味が悪いです。同床同夢なメダカ集団の、くだらない内紛で割れただけの保守党に、こんなに票が集まること事態がなにやら不穏な気がします。盗聴法案やら、インターネットへの締め付け等、いつの間にやら法案が通っていて、自由な発言が窒息させられて、最後には新たな天下り先求めて役人が右往左往してるだけ、などといった事態にならないように注意しなければいけないでしょう。しかし、総中流妄想に溺れる日本臣民の下した結論は、結果的にこの現状を肯定するだけの意味しかないのかもしれません
 あいも変わらぬ議席乞食の群のドタバタは、それなりに楽しめました。落選した候補者の皆さん、ざまーみろ。だいたい、選挙に立候補しようなんて厚顔無恥な連中が、大嫌いです。自分で自分の実績誉めまくるような人種は信じるに足るような奴ではありません。まず、心根が卑しい。その卑しさが表情にまで現れてしまいます。上は国会議員から町内会の会長まで、大なり小なり政治に係わるような人間は例外なく嫌いなんです。

 ガッツ石松くん、ダンゴ焼いてなさい。<あ、ちょっと違ったかな。
 しかし、選挙区間違えましたねぇ。大坂だったらトップ当選かもね。がはははh。これって、ガッツ氏・大阪府民どちらに失礼なんでしょう。


10月22日(Tue)
 大嫌いだの、ざまーみろ等と言いながら、結局はそれをネタに日記を書いているわけだから、これぞ平成デモクラシーとインターネットの輝ける未来を予感させる一大快挙かも。<そんな訳ねーだろ!
 それはそうと、今週末に予定されている「河原でバーベキュー」の為に、いい加減くたびれて、汚れているキャンパーコンロを買い替えようと2・3の店を廻ってみたのです。しかし、なぜかキャンプやバーベキュー用品は季節外れらしく、品揃えが激減してます。しまったなぁ〜、つい2週間ほど前にはバーゲンしていたのに。そうか、あれが在庫整理だったのか・・・。う〜ん、オチがない。<日記にオチを求めだしたら要注意。
 あ、この「河原でバーベキュー」についてはまだ日記では書いてなかったかも知れません。いえね、子供達のクラスの有志募って、この日記でも何回か出てきた近所の河原でバーベキューでもやりましょうと言うお話しが出てきたわけです。本当はPTAの活動の一環としてやりたかったのですが、学外での活動禁止とか、事後の活動報告の提出等いろいろと制約が多いPTA行事と違って自由にセッティングが可能なので、こんな事も出来ます。しかし、今までの活動から一歩も出ないPTA運営やってるから、いつまで経ってもPTA役員のなり手がないんでしょうね。もう少し柔軟さが必要な気がします。いろいろと形骸化した行事をただこなすだけの、「義務と演技」な日常?

 PTAネタも最近おおいなぁ〜 

 なにかとお忙しいのに、何時も気軽に声をかけてしまいます。秀島先生。はじめてお世話になる小学校の先生が気さくな方でとても喜んでおります。がはははh,インターネット使って先生にごますり。ものすごく極私的・限定的・おたく的ごますりかもね。


10月23日(Wed)
 投票にいかない者は自らの権利を放棄した者だから、国政に対してなんら発言すべきでないと言うのがどうやら大方の意見のような気がします。しかし、それって、まるで「信じる者は救われる」みたいで、いささか教条主義的じゃないですか?投票に行かなくても、何か言うべき事があれば僕はいくらでも声を上げるつもりです。
 不穏な保守党に入れるぐらいなら反対党へというのも、僕にはどうも承伏しがたいのです。僕自身の政治に対する不信感の大部分は、どちらかと言えば左側によって作り出されたような気がします。腐った米とかびの生えたパン・・・どちらを選んでもお腹壊しそうです。より不都合な方を捨てたとしても、残ったものにも耐え難い腐臭が・・・さらに、棄権するなら白票を投じるべきだと言う意見の方も多いようですが、そうすることで現状を委任するカタチになることも僕はイヤなのです。
 民主主義の皮を被っていても、事ある度に表面に現れるのは功利的で拝金主義まるだし、各自の恣意的判断でどのようにでも形を変える、いわば「ぬえ」的民主主義の様に僕には見えるのです。現代の日本で民主主義による変革の力なんて信じてる人は、はたしているんでしょうか?本音と建て前が充満する日本的「村」社会では、誰もが民主主義なんてものには深く絶望しているだけではないのか?と言うのが僕の疑問です。
 まぁ、その事で投票を棄権することを正当化できるとは思いませんが、僕なんか、いつも世の中をひねくれて生きているので、どちらにしても、正当性求めようとは今さら思っていません。何時だって反則な人生なんでしょう。がはははh,懲りないオヤヂです。

 何かと言い訳してますが、結局、好き嫌いの感情だけで投票に行かないと言うのが本音なんでしょう。選挙にでる奴も行く奴もキライ・・・あぁ、また余計なこと書いて、作らなくてもいい敵を増やしているだけなのかも知れません。選挙に行く人の中にも10%ぐらいは好きな人間も混じっているような気がします。<しかし、これがフォローなのか?


10月24日(Thu)
 今日、いつもの書店にいくと"あの"山田花子の本が平積みしてありました。それも、一番目立つ場所に「神の悪ふざけ」含めて3種類が一度に。
 確かに、自殺直前日記などと云う、いかにも際物じみた本ではじめて彼女の存在を知った僕は、肝心の彼女の書いたモノを実際にみたことがありませんでした。断片的な絵と痛ましさに胸が詰まるような、孤独な彼女のモノローグを読んだだけの読者でした。そして何よりも、深く傷つきながら、それ故に求めずにはいられない「思い」にじっと耐えているような彼女のプロフィールに魅せられていました。微妙に中心線を外した彼女の視線のなかに、過剰な苛立ちに押しつぶされそうな彼女の叫びを見てしまったような気がするのです。
 恐らく、直接的な彼女の死の原因となった「漫画家・山田花子」の軌跡を見てみたいと思いながら、実際に書店に平積みになっているのを見ると躊躇してしまうのは何故でしょう?センチメンタリズムや同情で読まれる事は何より、彼女にとって耐え難いはずです。そうした壊れやすい彼女の思いの詰まった本が、郊外型の大型書店に山積みになっている事が、何故か許せない気がするのです。
 多分、独りよがりな僕の妄想なのかも知れません。しかし、夭折した者にことさらに脚光をあて、なにやら彼女の青春の挫折を弄ぶような風潮と、その事がビジネスに結びついてしまうことが耐え難いのです。
 手に入らないからこそ、僕の裡で輝いていた彼女の記憶がその光を失うことを恐れているだけなのでしょう。
 結局、表紙と帯の惹句を読んだだけで中を開かないまま、少し乱れていた平積みの山をまっすぐに揃えると、そっと元に戻しました。

 どうも、妙な具合で彼女の存在を知ったばかりに、ごく当たり前に彼女の漫画に接することができなくなってしまいました。彼女の作品と出逢うのは、どこかの古書店の店先に積まれた1冊100円の特価本のワゴンの中であって欲しいと思っていただけに、不意をつかれた気がします。なにやら「山田花子ブーム」なのでしょうか?同名ということで、「山田かまち」と一緒に語られたりしたら、何だか僕はイヤです。


10月25日(Fri)
 突然の来客というのは始末に負えません。あぁ、あなたの事じゃありませんから、そんなに胸に手を当てなくても大丈夫ですってば。しかし、うちの奥さんがどう思ってるかは、あなたの心の平安の為にナイショにしておきます。がはははh。
 沖縄からのお客さんなんですが、これがいつも突然で、その上とてもうるさい方なのです。物理的に声が大きくてうるさい上に、沖縄名産のソーキそば食べ過ぎたのか、肉体がとても暑苦しい。まぁ、要するに太ったおばさんなんですよね。それも、堅太りというのか・・・前後左右に厚みがあって、まるでスポンジ巻き付けたおじぞうさんみたいです。きゃー、こんなこと書いてるのがばれたら僕は殺されるかも。
 ということで、あわててフォロー等を。そう、うちの奥さんの実家のある沖縄ではとてもお世話になったのです。かの地では遠くからの来客があったりすると、海辺にキャンパーコンロ持ち込んで家族総出でバーベキューというのが定番のようです。僕たちがはじめて沖縄を訪れたときも、やはりそうでした。
 背の高いさとうきび畑を抜けると、まるで人気のない白い砂浜がつづき、対岸には巨大なコンビナートが熱気のなかで陽炎のようにゆらめいている、一種非現実なまでに閑散とした海辺でした。日中の熱気を避けるために夕方から始まった宴は、静かな日没と同時進行する、とても心なごむひとときでした。食事が終わると何故ということなく砂浜に女達は座り、水平線に沈む夕日をぼんやりと眺めている。そんな彼女たちの横顔は、まるであの「ニライカナイ」の伝説の中の太古の女達のように僕には思え、彼女たちの血の中に潜むモノの存在に、一瞬、焼けるような羨望と嫉妬に似たものを感じていた。赤く夕日に染まった海をその身体に満たした女達・・・穏やかで満ち足りた存在によって、都会の喧噪の中ですり切れていた僕自身が、まるで癒されているような気がしたのです。

 突風のように慌ただしく訪れ、しかし時間の断絶を感じさせない、その人なつっこい笑顔がとても魅力的な人なのです。また近いうちにお会いしたいものです。大きくなった子供達つれて、ぜひあの海辺でもう一度穏やかな夕日に満たされた一時を過ごしてみたいものだと考えています。


10月26日(Sat)
おもしろい
参考になりました
同様な失敗をしており失笑してしまいました
また来ますので、更新してね

 きゃー、また無断引用ザンス。申し訳ない・・・苦情は受け付けております。

 しかし、いきなりこんなメールもらって、はて?何のこと???まるで身に覚えがありません。・・・よくよく見てみると、ここ何カ月も更新していない店ざらしなコンテンツへのお返事でした。
 今では、日記が表紙であり、正規のindex.htmlなんて殆ど裏木戸同然の閑散としたアクセスで、のどかにカウンタの数字が増えるだけの、ただのヒマページと化しておりました。本人ですら忘れ去っているページに反応いただいて、本当に光栄です。そうですね、日記の更新はほどほどにして他のページにももう少しチカラ入れないと、文字どおりの日記廃人と言われても反論できないです。しかし、夜中にBOWDO更新するのが精一杯。何だか日記巡りもいい加減で、ボタン押すのもちょくちょく忘れております。そういう訳で、読んでいてもボタン押していない日があったりします。あ、「ぽたぽた」は別です。読んで押さないのが僕のデフォルト。しまった、日記の話題はこちらではやらないお約束でしたね。

 で、最近何故か多いPTAネタ。
 という訳で、本日は例のPTA関係者による「河原でバーベキュー」でした。あいにくの曇り空で一時は驟雨に見舞われましたが、それもすぐに止んで、何とか夕方までお天気も持ったようです。しかし、初対面のお父さんがインターネットを最近始めたと言うことで、僕のHomePageのURLを聞かれてしまい、一瞬躊躇してしまいました。いやー、何だか恥ずかしいです。ぜひぜひ、おたくの奥様にはこの日記の内容に関してはご内密に。知り合いの男性にはみんなこんなこと言っております。そこはそれ、男同士の連帯感という奴でなにぶんよろしく・・・がはははh,いきなりの私信で申し訳ありません。一部で風説のある、ただのInternetのエロオヤヂというのは、あくまでも誤解です。
 しかし、何故におろおろとフォローに廻るのか?普段の行いのせいでしょう。

 しかし、担任の先生が毎日この日記読んでいることは平気なようです。どうやら完全に開き直ってしまったか?学級日誌を日記猿人に登録させようなどと、秘かに画策中かも知れません。ReadMe!でも可、です。本当にご迷惑なオヤヂです。本日はお疲れさまでした。あまり深夜に日記巡りなどでお身体壊されません様・・


10月27日(Sun)
 う〜ん、日記ネタと言えば言えなくもないのですが、とりあえずインターネット全般に関わる僕自身の感想と言うことです。
 そう、最近あちこちの伝言板に書きこんだりすることも結構多いのです。深夜のWebを爆走する伝言板暴走族ほどの情熱は最早ありませんが・・・で、自分自身でも、ふとこんなページ持ちたいなと思うこともあるのですが、過去の己の言動振り返ると、いささか躊躇してしまいます。
 いちばん引っかかっている処は、問題発言があった場合の処理についてです。人のことをとやかく言えないだけに、うかつに削除や改変などの管理者的処置はしたくないのです。とはいえ、アイデアマンぞろいのインターネット界ではあらゆる手段を講じていろいろとトラブルの種まき散らす方が沢山いらっしゃいます。え、おまえがその筆頭だって・・・がはははh、何も反論できません。また、最近もやってるかも。<こらこら。
 つまり、削除に抗議といいながら、では、自分自身の伝言板ではどの様な発言にも一切管理の手を加えないか?と聞かれると、まったく自信がありません。自分自身の事ならまだしも、無関係な方面にまでトラブルが及べば、何らかの処置をせざるを得ないでしょう。特に、あちらこちらで敵を作っている「日記読み日記」なんゾを更新している限り、トラブルはお断りでは、余りにムシが良すぎるでしょう。来たれトラブルメーカーと公言できるような勇気はとても僕にはありません。う〜ん、何ぞいい方法はないでしょうか?Mailto機能使った削除ボタン付けておいて-5ポイント以上獲得すると自動的に発言削除なんてのは如何でしょう?やっぱり、これぞ民主主義?

 しかし、あんな長文ゲストボードやフリートークにアップする方って、やっぱりその情熱の由来は僕には不明です。どうぞお元気で。日記の更新に、もうちょっとチカラ入れた方が良いと思うけど・・・


10月28日(Mon)
プレゼント

 テーブルの向こうに座った男が不意に怒鳴りだした。あたり構わずという奴で、店内は勿論、表通りに面した窓から珍しそうに覗く人間にもまるでお構いなしだった。愚かしくうろたえ、みにくい言い訳に終始する男がたまらなく疎ましい。こんな男とSEXし、その上身体の中になにやらもうひとつの男の分身を宿していると聞かされてからは、一層その嫌悪感は募るばかりだった。なぜこんな男と・・・
 まわりの景色が存在感を失い、男の罵声も潮が引くように私の中から遠のいていく。私のまわりの景色から色が失われていく。何かしらの喪失感に包まれ、私は私自身の身体に目を落とす。紺色のタイトスカートの下の下腹部に。
 そう、まるで私とは無関係な「モノ」が自分の体内で成長し続けているような違和感。下半身から石ころでもねじ込まれてしまったような不快感が付きまとう。それは・・・例えて言えば、もう3ヶ月以上もない、あの生理の鈍痛のようだった。固くしこった卵巣が痙攣している事を意識する。不意に身体の中で粘液質の固まりがぞろりと動いたような気がした。まだ胎動を感じるには早すぎる筈だった。もっとヌメヌメとした質感。リンゴほどの大きさになった私の子宮と、その内側の羊水に浮かんだ、いまだ人間とはいいがたいモノがはっきりと見えたような気がした。

 怒鳴り声に我にかえると、空のグラスを持った男と、胸元から顔にかけてびしょ濡れになった私がいた。
 みにくく激高する男の口元にたまった白い唾液の泡。隣のテーブルでくすくす笑っているカップル。カウンターの向こうで、グラスを並べながらじっとこっちを伺っている男の汚れた爪。何もかもが耐え難いほどの理不尽さで私を襲う。
 私はテーブルの下で、スカートの中に手を入れる。爪を立て、私自身の裡に一気に突き立てる。身体の奥深いところからわき上がる快感に一瞬目の前が白くスパークする。指先がかすかな脈動に触れる。そっとなでる。そのまま、怒りとも快感ともつかぬ衝動のまま、体の中から引きずり出したモノを目の前の男の掌の上に置いた。裸のネズミのようなそれは、血まみれのまま、男の手のなかでヒクリと動いた。

 やはり、人間は自らに置き換えるとき、もっともその「恐怖」を実感するのだと思います。勿論、こんな経験があるわけではありませんが、何時か見た悪夢のワンシーンなのかも知れません。いや、夢は実生活の投影だとするならば、やはりこんなプレゼントをもらった経験があるのかも・・・


10月29日(Tue)
 確かに、僕は偏食です。子供の頃なんて今以上で、野菜や魚などは食べられるモノを探した方が早いくらいでした。食べられる野菜は玉ねぎとキャベツぐらい。青臭いトマトやキュウリを無理して口に入れると、必ず喉の奥から黄色い胃液がこみ上げてきて、せっかく食べたモノをみんなトイレにもどしてしまう事になります。
 魚でいえばまぐろの刺身以外では、塩鮭の切り身ぐらいのモノでしょうか?それも小骨のある部分はまったくダメで、皮と腹側の部分をみんな取ってもらってからでなければ食べられません。とにかく魚の存在を匂わせてしまうとNoGood! 焼き魚なんゾは見るだけでおぞましい。とくに、開いていない焼き魚の腹わたつついて食べるような人は今でも信じられません。僕にとっては「食人」よりもおぞましいです。もっともまだ「人間」は食べたことはありませんが。
 そして、何故か本日の夕食は「鍋」・・・・げー、切り身だのホタテだの、なにやら「あっち系」の食材と葉もの野菜がごちゃごちゃと入って、ううううう、匂いが・・・皮付きの白身の魚だぁ!ホタテのまわりに付いてるあのびらびらしたのは何だ!あれってウンコ詰まってないですか?げー、鶏肉のつみれも入ってる!そう、つみれも大嫌いなんです。う〜、なんだか胃のあたりがしくしく痛みはじめてきました。
 奥さんの冷たい視線を目一杯意識しつつ、冷蔵庫から玉子取り出して正油混ぜ、あつあつのご飯の上に。う〜ん、うまい。無精卵とはいえ、やはり命をむさぼり喰ってる実感が何とも言えません。
 しかし、自分の下品な食生活自慢してるだけかも。

 大人になってからはずいぶん偏食はなくなりました。まず、トマトやキュウリ食べてももどさなくなりました。まぁ、食卓に出てもほとんど食べないですけどね。よそ見してるのを良いことに、自分の皿から子供の皿にそっとプチトマトを移し変えたりしてます。こんな処にも姑息なオヤヂの悪行の数々が。


10月30日(Wed)
 
きゃー、

 何という意外な展開・・・これだから人生は面白い。

 それは、一本の電話から始まる驚愕の物語。がはははh,何故かウケまくり。
 朝10時というと、普段はやっと起きたばかりで、これから珈琲飲みながら、夜中以降のメールをサーバーから落としてきてぼんやり眺めたり、新聞がさがさ開いたりな時間な訳です。
 で、2階においた電話の子機からの内線が・・・なにやら、奥さんが興奮した様子で「出てるよ!出てる、あの子が!」朝10時からフジテレビで放送中の「どーなってるの?」のオープニングに、この日記の読者にはすっかりお馴染みになった、例の茶パツDeイェーイの彼女のインタビューの様子がチラっと写ったようです。なになに・・・本日の「別居夫婦」の特集の登場人物の一人として出演するらしい。とほほ。マジ?
 なんだか、きゃーきゃー騒いでる奥さんと一緒に、半信半疑でテレビ見ました。どひゃー!3組目?だったかに登場した別居中の奥さんと言うのが、紛れもなく彼女。ほかの奥さんは素顔を見せないようなアングルでの出演だったのに、彼女だけはそのまんま、ぼかし無し・モザイク無しの素顔の完全公開。もっとも、化粧はいつも通りかなり濃かったけどね。
 「H・Sさん」なんて匿名にしても、ぜんぜん意味無いと思うけどなぁ。
 若すぎる結婚・亭主の浮気・暴力・別居・愛人と同棲。まるで、最近流行中の安手の「私の不幸な人生・再現ドラマ」そのまんま。
 う〜ん、そんな赤裸々な人生公開されても・・・今度のPTAの委員会で、僕はなんて言えばいいんでしょう。みんなと一緒に大笑い?
 あなたの勇気と情熱の由来も、やはり僕には理解不可能です。そうまでして得たモノが何処やらの中華レストランのお食事券と聞かされて、ふいに心の片隅がちくりと痛んだような気がしたのは、僕の傲慢さなのかもしれません。はい、僕はあなたのファンです。しかし、あまりお近づきになりたくないのが正直な感想。そのことでも僕自身はとても残念に思っています。

 そうすると、父兄参観に見えたのはあなたの旦那じゃなかったんですね。それとも、別居中にも係わらず子供のために授業参観に出る熱心なご主人なんでしょうか?もう一度やり直したいそうですね。ぜひ頑張ってみてください。しかし、おたくのお子さん、相変わらず可愛げがないです。<こらこら。


10月31日(Thu)
 あぁ、眠いです。
 しかし、僕の日記は「あぁ」とか「きゃー」、もっとひどいときは「がはははh」なんて下品な書き出しで始まることが非常に多いですね。なにやら、文章に年齢相応の品格というモノがありません。どうも読者に媚びている気配が濃厚ですが、その割りにファンが少ないのはこれまたどういう訳?と、白々しく聞くまでもないですね。はい、そのとおり。人望のなさと性格の悪さは、最近とみに自覚することが多くなっております。日々己を省みるも、我事において反省せず。がはははh。しかし、いきなり最初から話しが余談に・・・

 で、本日の日記の話題にやっと入れます。はい、どこぞのお嬢様と同じく、僕も最近は毎日が「スヤリ不足」。以前は慢性的な睡眠不足が続くと、ある日突然、夕方からあくる日の夕方までまるまる1日寝ていたような事もありましたが、そんな寝溜めする機会ももうほとんどないようです。だから、いつも眠い・・・朝起きてから寝るまで、すっきり目覚めている自覚があまりないです。いつもぼんやりして、ついソファーの上で涎たらして居眠りするハメに。もう、本当にいい加減にしないとなぁ、と思いつつ今夜もまた「ねっとさーひん」です。
 そうそう、うっかり「スヤル」といえば、僕がWeb巡りしてる部屋は土間コンの上にクッションフロアーなので、さすがに床で寝ることはないですが、それでも気が付くと椅子の上で寝てることはよくあります。う〜ん、椅子の上と床の上。どちらが寝やすいかと云えば、寝違えたりして首が痛くなるので、やっぱり床に寝る人の方がエライです!うん、よかったね。
 どちらにしても、人間の日常としては、やはりとても悲しいです。

 本日は久しぶりに、ホールトマトの缶詰と赤ワイン使ったハヤシライスを僕が作ろうと思って奥さんにワイン買ってくるようにお願いしておいたのです。で、なんだか妙に小さなボトルだなぁと思いつつ、シチュー鍋にどばどば・・・おかしな匂いにふと気が付くと、あああああああ、奥さん!これってワインビネガー(醸造酢)って書いてあるぞ!ひぇ〜、どうしましょう。この鍋の中身?


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