歳時記(diary):五月の項

一日

帰ってきて明日からお出かけ、というので何時に出発するか相方と打ち合わせ。そういや新幹線の指定席とってなかったってんでえきねっとで予約とろうとしてみる。……もう埋まってる(炸裂) 仕事きちっと終わるかどうか心配で予約とる気になれなかったんだよね。
もっとも子ども連れで予約なしで長距離列車ってのはさすがにまずいかなぁってことで、そこから時間差で何度もトライして、かろうじて出たらしいキャンセル席をゲット。

二日

朝から気もそぞろで必死に仕事を早く片づけようとしてみる。 なんとか五時には仕事を片づけて定時に退勤、自宅経由で子どもを連れて出発。
東北新幹線で盛岡へ。道中は「夢違」(恩田陸/角川文庫)を読み終える。「悪夢ちゃん」原案作品って売り出されているのだけれど、悪夢ちゃんの舞台・筋立てとはある意味ほとんど関係ないので、悪夢ちゃんが気に入って原作を読もうと思った人からはおしかりが出るんじゃないか(もしくは途中で読みやめてしまうのではないか)と思うのだけれど。
で、盛岡着いてホテル入ってテレビつけてみると悪夢ちゃん特番を放映中。シンクロニティってやつですかね。映画版にも微妙に原作を意識したシーンが入ってるみたいですが...きっと「夢違」とは別物なんだろうな。

三日

のんびり起きて、朝食バイキングしっかり食べてホテルを後にする。祖母の見舞いが主目的なのだけれど、時間調整のつもりでイーハトーヴ火山局へ。岩手山の火山活動のことを軽くお勉強して、近くで咲いていた桜を愛でてから面会へ。
たまたまリハビリ中で、行ってみたら叔母も面会に来ており。軽く話してから流れで叔母宅にお邪魔する事になった。
かなり久しぶりで話し込み。従妹もきてわいわい楽しく過ごせた。

夜はペンション「アーラ・ワッカ」泊。大人と一緒の量の晩飯をデザート以外平らげるわが娘..。

四日

朝飯食った後で祖母に再度面会し、その後ゆっくり帰宅。

デジタル教科書・デジタル教材のインストールが始まりました。そーかー、この授業ではつまり「泥縄」って言葉を刻み込むように教えているんですね(どかばき)

五日

休みが終わればすぐ仕事。透析当番で出勤。

六日

もうGWは終わっている、という。カンファレンス準備もしとかないといけなかったり。

七日

GWあけて大量の仕事にちょっとくらっとしたり。
おまけに外来から緊急入院が追加されて。

八日

結構時間がかかる処置を二件こなして、夜は当直。あまり呼ばれなかった待機時間にアシアナ航空214便着陸失敗事故の記事を読む。……なんか、先日の客船転覆事件のときと事故対応が似ているような気がして。

九日

当直明け。少し早めに帰る。

十日

子供の歯医者へ行って、後はのんびり。

十一日

午後、子供つれてWestRockへ行ってみる。ボルダリングは初めてだが、子供たちはよく親に登ってくるのでこんなのもいいかと。
簡単に基礎講習を受けてさてと登ってみるが、やっぱり筋力が足りない感じで。基本的には足で登るのが大事なのだが、ついつい手に頼る傾向があって。
子供たちも堪能したようで、帰るとすとんと寝てしまった。

十二日

連休明けの外来は混む..。

十三日

夜は当直。比較的少ないのは気候のせいだろうか。

十四日

当直明け。
なんだかここんところ透析導入多いな〜と。透析室があふれんばかりになっている。

十五日

臨床病理検討会のプレゼンテーション準備。

十六日

夜はCPC。わりとさらりとおわった、かな。

十七日

土曜出勤してそのまま当直へ。
今夜はなんだか肺炎祭り。

マイナンバー:診療記録分析可能にってニュースを見てあれっと思う。「匿名の診療情報を「ビッグデータ」として活用したい経済界の要望」とあるのだが、臨床研究に関する倫理指針では「あらかじめ被験者の同意を得ないで、インフォームド・コンセントで特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。」となっている。事前にかなり包括的などうとでもとれる同意書をとらない限り、ビックデータとして診療情報を提供することは問題と思われる。指針の適用外になるものとして「試料等のうち連結不可能匿名化された診療情報のみを用いる研究」があげられているが、マイナンバーと連結された情報として提供されている時点で連結可能匿名化情報なので、該当しないだろう。
患者さんのなかには「がんにかかっているという情報は出してほしくない」「精神科通院歴のことは外に出さないでほしい」などの要望もあるはずで、個別にそういった対応をすることは医療機関の過大な負担となると思われる。また、情報開示に応じない人に診療制限が加わるなどの事態もありえるし、操作ミスから秘匿化したい情報がマイナンバー経由で漏れてそれがもとで被害が発生した場合、だれがその責めを負うのかと考えると、少なくとも医療機関側にマイナンバーと連結するメリットは乏しいように思われる。(マイナンバーとは切り離された、例えば全国共通電子カルテシステムだったら違うと思うが)

十八日

朝から子供の歯医者に行き、処置を受けて帰ってくる。待つ身は長いのぉ。

十九日

順調に入院が立て込んでおり。実働二人でさばききるのは結構きつい。もう一人も「いいですよ〜」といいつつきつそうな顔を見せないので助かっているような。

二十日

遅くまでやっている古本屋に久しぶりに寄る。「聲の形」2、3巻を見つけて購入。

二十一日

書き物しないといけないのだがなかなか進まない。

二十二日

夜は当直。くも膜下出血久々にみた...。

二十三日

当直明けて夜の透析まで。

二十四日

約二ヶ月研修医のカルテと各種文書を指導してきたのだけれど、まだまだ、という感じなのはどんなもんだろう。
ドイツではまず万年筆で書き方を教える、という話を聞いて子ども用の万年筆を探すと、Pelicano Juniorに行き当たる。左利き用もちゃんとあるらしいし。

二十五日

朝から野川公園へ。娘の同級生とお遊び会。……親の同窓会になっていたような気も。

二十六日

インプレッサは蘇ったと。経済性からすれば廃車して新造するほうがよいのかもしれないけれど、記憶と感情を大事にするならば、記事のように、蘇らせたいと思う。
事故対策についても、そろばん勘定してどこまで対策を打つか考えるようであってはならないと思う。事故ゼロ、死亡者ゼロにむけてこだわり続けることが、最も事故を減らせると思うから。

二十七日

明日の勉強会に向けて、準備。受け持ち数は少し落ち着いてきているのだが。

二十八日

この夏もアルプス子ども会に子供たちは行くことに。そんな話を職場でしたら「うちの子は無理かも....あたしも家で待ってるの無理かも...」という反応があり。「便りのないのはよい便り」がきつい、というのはあるのかと思ったり。

夜、他院での腎生検勉強会。電子顕微鏡写真あまり見慣れないのだけれど、続けてみられると勉強になる。

二十九日

ヨウ素の記事読んで、栄養障害って個別性がとても高くて評価難しいからなぁと思ったり。食事内容によって極端な過剰も欠乏もおこるので。

三十日

夜透析までやって帰る。忙しい..。

三十一日

子どもの学校の運動会。晴天に恵まれて、会場では何度か熱中症予防のアナウンスも流されていた。

WidgetTermが手頃でなかなか使いやすい。XQuartz起動するほどでもない処理ってあるもんで。


Written by Genesis
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