歳時記(diary):七月の項

一日

夜、某お堅い会議。議論はマジメなんだけど、順当に検討していくと閉塞感が出てくる、というか。どっか現状を大きく変える方向にしないとよい解決法がないような気がする。

二日

外来やって夜少し遅くまでデータ処理。

三日

夜は当科担当のケースカンファレンス。とりあえずは無難に終了。

四日

土曜出勤して、そのまま当直へ。
夜中に来た自分の患者は結局透析導入へ。

五日

患者データをRで処理する必要に駆られて泥縄勉強。
取りあえずExcelのデータをCSVでRに入れるところまでは特に問題なし。けれども、日付データがfactor属性になっていたり数値データがfactor属性になっていたりで属性修正に手を焼く。日付のデータについては結局

x<-read.csv("file", stringsAsFactors=FALSE)

とfactor属性で読み込むのを抑止していったん読み込んだ後に

x$hoge <- as.Date(x[,4], format="%y.%m.%d")

みたいな修正をかけるほうが手っ取り早いように思えた。読み込む時に設定する方法もあるようなのだけれど、これが余りうまくいかず。

六日

R話続き。
解析に使うパッケージとして、psychパッケージを探してきて入れる。

七日

ベクトルの要素数の取得で四苦八苦。要は集計なのだけれど、データの一部を見て集計するような処理のために結局length(grep(x, y))みたいな式を書く破目に。手でやるよりは早い、と慰めるしかないか。
集計した数字をχ2検定する処理を、rbind使ったら一行で書けたりして。

八日

毎日のようにRの処理しているとだんだん慣れてきたような錯覚に陥る..。

九日

中間報告的な抄録を書く。
早く帰ってきて子どもの飯当番だったのだが、調理実習してきた娘が上から目線で「おとーさんに料理教えてあげる」と来た。なあ、その満々の自信はどこから出てくるんだ?

十日

二日続けて早帰り。仕事が進まない..。
学会誌にオンライン投稿。文献リファレンスでエラーが出るが、どういじると直るのかよく判らず、そんなもん知るかとぶん投げた。

十一日

子どもの面倒を見るので一日家にいる。Rのプログラムをあれこれと書いていた。

十二日

朝から子供会の廃品回収。結構暑くて汗だくに。
その後患者会の学習会に顔を出して。

十三日

先日投稿した文章は早速「リファレンスが間違ってます」とメールが返る。本文を多少いじったら通り。多分Reference開始部の認識ができなかったものと思われる。

十四日

ちょいちょい入院も入り忙しい日。

十五日

少し手が空くと余計なことまで気になってみたりする。

十六日

午後外来夜は当直。
雨のせいかそれほど多数の来院がなく。

十七日

当直明け。
帰ろうかと思ったところで救急外来から電話がかかってくる。高齢で頭がしっかりしててわがままな患者さん。透析やったほうがよくなると説得しても「イヤ」の一言。「心臓止まるよ」と言ったら「止まったらしょーがない、透析はイヤ」まぁ、そこまで思い切ってるならこっちも話しやすいんですが。

十八日

若手に至らないところを注意したら「指導医に教えられてなかったもんで....」ねぇ、元指導医がすぐ脇にいるところでそう言いきるってことは、暗に「おまえが悪い」って逆ギレしてるってことなの気付いてる?

十九日

日曜出勤でお仕事お仕事。
帰ってきてふとらじる★らじるでタイマー録音できるようにしたくなる。timerコマンドの記事を見つけてインストール。さて、明日の朝目覚まし音楽が鳴りますように。

二十日

結局どこかがうまくいってないらしいことがわかった。(苦笑)

二十一日

某医学雑誌。「女子高生の0.1%程が罹患しているごくありふれた病気」ってそれほんとにありふれているのか....? 計算したら日本全国で数千人ということになるんだが。

二十二日

夜は腎生検カンファレンス、終わってから飲み会までこなして帰ってくる。

二十三日

通常業務を滞りなく。

二十四日

休み前って仕事量増えるからあんまり休み取りたくないんだよなぁ...(炸裂)

二十五日

朝から学童父母会での学童巡り企画へ。
同じ市内なのだけれど、余所の学童見たら自分の子どもたちが通うところが明らかにみすぼらしくみえるという。まあ、主には入所児童一人当たりの施設面積なんですがね。
終わって帰ってきた後は、明日からのお出かけに備えて荷物作り。

二十六日

朝起きして新幹線に乗る。
一ノ関まで出て、まずは猊鼻渓を目指して大船渡線へ。猊鼻渓舟下りを堪能する。上りも下りも竿で船を操る川下りはここだけとの事。のんびりゆるゆる船の時間を楽しんだ。
大船渡線で一ノ関まで戻ってきて、駅前の餅膳の店で昼ご飯。
余った時間で何をしようかと考えて、平泉まで移動して文化遺産センター見学。藤原三代のころの日本史のお勉強になった。
悠久の湯でのんびりした後、民宿おっきりへ。前沢牛がつくプランでたっぷり食餌を堪能する。

二十七日

この日は一日平泉巡り、の予定。
起きておいしく朝食を頂いて、バスで中尊寺まで移動する。

中尊寺参りは細かく見ていたせいもあったけれど、これだけで約半日。金色堂はもちろん美しかったのだけれど、そこまでの参道も見る価値があるものだと思う。能舞台まできっちり見て、戻ってきた。
昼食後に義経堂を見てから毛越寺へ。これも雄大な設計の寺院で、残っていない堂宇があればと残念に思う。

夜の泊まりは北上市のmontein hotel
晩飯喰いにすぐ脇の焼き肉屋に行き。帰りがけに見えた観覧車をもう少し近くで見ようと思って歩き出したらアメリカンワールド に。取りあえず子どものリクエストもあって観覧車には乗ってみた。

二十八日

北上駅前でレンタカー借り出して出発。本日の目的地は花巻。主には宮沢賢治記念館と童話村。曇り気味で時々強い雨がぱらついたりしていたけれど、幸い屋内中心だったので十分に堪能した。
イギリス海岸や羅須地人協会の建物なども巡り、花巻台温泉松田屋で宿泊。夕食にしゃぶしゃぶ食べ放題を満喫。

二十九日

本日の目的地は小岩井。小岩井農場まきば園で半日くらい、の計画が、結局ほぼ一日費やしてしまった。
子どもたちは水上ハムスターが気に入ったようで。天文ドーム開放では金星がみられるなどさまざまなアクティビティが用意されていて。
午後木工室に入ったのが運のつき。たっぷり子どもたちの木工作につきあわされた。(自分も作ったけれど)。

夜は鶯宿温泉川長山荘に。

三十日

半日御所湖ファミリーランドで過ごす。遊び道具なくてもひたすら遊んでるのは....我が子ながらすごいよなーとか。
その後は盛岡手づくり村で土産物を買い込んでから母方叔父宅へ。祖母の見舞いもかねつつ。酪農家なので牛や鶏がいる家で、動物とのふれあいを子どもに経験させたい、のもあって、時々訪れている。
放し飼いの鶏舎を回って鶏卵集めしたのだけれど、平然と鶏の間を歩いて卵を探している子どもらも度胸が据わっているというか恐れを知らないというか。妙なところで感心した。

三十一日

朝起きして牛舎へ再訪。卵取りに歩いてみたら、ちょうど産卵の瞬間を見ることができる。自分も初めて見た。
叔父宅を辞去して新幹線駅まで車を飛ばし、レンタカー返して帰ってくる。


Written by Genesis
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