歳時記(diary):六月の項

一日

すこうし外来患者の数が少なめなのは、六月が五週間ある影響かなぁ。

二日

夜はオンコール待機有り。やっぱりちょっと眠りが浅くなる。

三日

土曜出勤。昼過ぎになってICUの患者の相談来てそのままCHDF開始。なんかやけに厳しそうだが。

四日

往診の電話受けで出勤。臨時往診も二回ほど。
体調は悪いんだが家に居たいと本人が頑強に主張する。そこでどんな医療が最高の医療だろう。

五日

朝方になって昨日臨時往診した方が亡くなったとの連絡で訪問する。家に居たい、という希望をよい形でかなえることができたのだろうか。

六日

患者急変有りぐったりな一日。うまくいかないと気持ちの面から疲れるねぇ。

七日

昨日の余波もあってしわ寄せられた仕事をこなす。

八日

外来数が落ち着いているけど、終わる時間は変わらないという。

九日

夜は当直。なんか、間が開いてる。このまま当直しないで済むようになりたいねぇ。
昼間に一度、夜一度来たのは自閉症ある腎不全の人。注射も受診もイヤだと医療機関に来ていなかったのだけれど、体調不良続いていたので本日受診して精査したらしっかりあちこち悪く。とはいえ入院も精神的に難しそう....透析治療とか論外な感じで。

十日

当直終わってから子どもの授業参観。学級数が増えて少人数になった分落ち着いた授業になっている気が少し。

十一日

勉強会出席で後輩の発表を監督し、その後拡大準備集会に足を運んでくる。なんかせわしないけど。

十二日

謎の凝固異常を呈してきた透析外来患者さん。血液透析は血液を体外に出さないことには実施できないので、どんなに血が止まりにくかろうとも針刺ししないという選択肢を取るのは難しい。診断は大体読めてきて、あとは提出した検査結果で陽性が出れば、というところなのだがそれがしばらくかかるのだと。待つ身は辛いのぉ。

十三日

夜は当直。あまりベッドが空いてないこともあってあまり呼ばれず。

十四日

「後輩のプレゼン見に行ってあげないと、助け船も必要だろうし」って言ったら「突き落としてるんじゃなくて?」みたいに相方に返されてしくしく。

十五日

外来日。明日から休みとるかねあいで、終了後に病棟のこまごま指示を済ませるのに時間がかかる。

十六日

透析学会。受付してランチョンセミナーの整理券とるので今日の仕事終わり(ぉぃ
後輩の発表は無難に済み、一通り演題聞いてまわる。それにしても運営会社、列の整理がへたやな....。

十七日

透析学会二日目。昨日と同じような感じで聴講。帰りに懇親会まで出て、ゆっくり食べて帰ってきた。

十八日

一応病院周辺で待機ということにしてだらだらする。

十九日

一年目の研修医と話をしてたら、恐れを知らないというか平気で色々ぶっ込んでくるというか。けして失礼という感じではないのでまあ天然なんだな、ってことで。

二十日

外来に腎不全管理希望の受診あり。ずいぶん遠くから来ているので「近くの病院では?」と尋ねたらどうも雰囲気があわないらしい。何かしらあったのかなぁ。ま、深くは追求しないけど。

二十一日

後輩の患者で処置を実施。リスク高そうと踏んでくれぐれも手技を守るようにと言い渡して一緒にやったのだけれど、それでもなかなかうまくいかずにヘルプを求めるハメに。手順は正しく守っていたのでリカバリはしやすく事無きを得たのだけれど。

二十二日

外来やって透析みて。割と穏やかに終わった、かな。

二十三日

臨時で腎生検一件実施。普段やらないタイミングなのでタイムマネジメントが難しいところで。
夕方当科担当カンファレンス。用意する時間が限られていたので学会発表ネタの使い回しで。

二十四日

土曜出勤。午後当番までやって帰る。

二十五日

父の納骨で墓所へ出向く。終わった後は会食で。
戸籍の取り寄せで難渋中らしい。転籍元へ問い合わせたら「その所在地に尋ね当たりません」って...。過去の町村離合集散のとばっちりらしい。

二十六日

月替わり前後に発表が集中するので夜少しずつ取り組み。スライド間に合うかなぁ...。

二十七日

患者が少なくてちょっと落ち着いた感じ。
夜は腎生検カンファレンス。終わった後接待まで行って帰る。

二十八日

CPC向けに資料作成しながら、LaTeXのスタイル修正とか。参考文献部分の余白や文字の大きさ修正を入れたりしていた。

二十九日

業務終わらせた後CPC資料の仕上げ。まあ何とかなるだろう。

三十日

CPCでは「たった一つの冴えたやり方」とか文献リストに引いてみたんですが、気付いた人はいなかった模様。


Written by Genesis
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