歳時記(diary):十二月の項

一日

朝から診療所の日。
発表二件控えているのでスライド作りしてたんだけど...換気効かせた部屋は寒い..。そろそろ下にしっかり着込むかなぁ。

二日

外来終わった後で家族面談。病状は結構面倒だけど、うまく対応すれば家に戻れる....かな? というところで。細い崖っぷちの道をうまく歩き切れば、みたいな話をしているのだけれど。

三日

わりと仕事も早く終わったので、今日は寝るぞーと決めて多少早寝する。朝寝・昼寝とできるような日が時々取れないと疲れが溜まってきている感じが強くなるんだよね。

四日

まあまあ朝寝して、朝イチで娘の授業参観on Zoom。数学の問題黒板で解いてる様子を見て、ああチョーク取り付けて使うコンパスとかあったよなぁと懐かしくなったりする。
加えて昼寝して。

五日

午後オンライン会議に一つ出て。結局二日間ほとんど家でゴロゴロ、という。

六日

仕事して帰ってくると、家族揃って「鬼滅の刃」遊郭編に見入る。家族団欒というにはだいぶネタが殺伐としているのだが。

七日

調子の悪い患者さんが気になる一日。じわじわと低空飛行であまりいい手がないという。

八日

診療所の日。いつも通り検査も処方も多かったけどそのくらい、か。
週末それなりに寝たつもりなのに眠気が出るのは積み重なった睡眠負債のせい、なのかなぁ。

九日

朝イチで剖検を病理の先生にお願いしに行く。結果は概ね予想通りで。
午後外来はなんだか患者さんをだいぶ待たせてしまった感じで。サクサクと進められない人が少なからず。

十日

一応発熱外来担当のはずなんだが、予約がないのでお呼びがかからない。良きことなのだけれど。オミクロン株とか不安な感じではあるけれど今のところ落ち着いている、と思う。
夜はオンライン勉強会で医療手技を。Zoomとかで講義の場合どうしても知識の伝達、講義に内容が偏るけれど、実習はできるのかというお題で。工夫すればできる、ってところが結論かと。

十一日

学会発表を午後オンラインでこなす。発表者は事前集合....なのだけれどなかなか来ない人がいる。どーするんだろこれ。集合をサクッと終わらせて、合間で昼飯を食べようと思っていた計画が台無しではないか。

十二日

朝から出勤して在宅患者からの電話受け。午前中だけで二件ほど訪問することになったけれどその後は割りに落ち着いていた。

十三日

夕方会議あったんだが、人数集まらない。定時に始めて定時に終わろうぜ...しっかり会議の予定は把握しようよ....。

十四日

午後に他院から転院相談。退院した直後の体調不良だったらしいんだが、だったら退院したところが引き受けるのが正しいんじゃないか?まぁ色々ツッコミどころはありつつも、どうにも取れない事情があるらしいので当院へ回ってもらう。しかし、電話連絡の窓口になる相手方の連携担当事務の方がちょこちょこと話を都合よく書き換える感じがしてなんだかいまひとつ。

帰ってきて夕食食べてプロセカやって。久しぶりに"RAD DOGS"Expertに挑戦してみたらクリアできて。なんかちょっと変わった俺?

十五日

診療所。合間の時間で週末の発表について頭をひねり、「エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]」を途中まで読んで。平将門かぁ、日本史でちらっとみただけだけど。

十六日

午後外来に一人初診の誘導が。話していくとだいぶ薬処方に抵抗が強そうな方。ゆっくり付き合いながら必要性を話していくしかないんだろうなぁ。

十七日

外来に誘導した患者さんがいたり電子カルテ委員会があったり。夜は在宅患者さんの電話受け。一人看取り対応でご訪問してきた。

十八日

土曜出勤二人の予定だったけれど、一人体調不良で一人で仕事していた。

午後は医学教育についてのネタで講演。結構色々詰め込んだつもりが、実際にはそんなに時間はかからず。一時間以上喋り続けられる人ってそれだけでもすごいんだなあと思ったり。

十九日

のんびり起きて、バイクのメンテナンス。チェーンの洗浄とチェーンオイル。ついでに車体を洗ってコーティングして。
先日toolsislandのジャッキを買ったので今回初めて使ってみたのだけれど、T100の車高に対してはアダプターをつけるとジャッキが入らない。車体下のセンタースタンド取り付け部の下に滑り込ませて、直接金属同士が当たらないようにジャッキの突起部に保護シート載せてからジャッキアップ。....したら、正立せずにじわじわ倒れていく感じ。どうやらサイドスタンドを立てた状態だとかなり重心が左に偏っているみたいでジャッキアップするとそのままでは左にさらに倒れてしまう。少しジャッキアップしたところで倒れ方を調整して、まっすぐ上に上がるようにしてからさらにあげることに。
上がってしまえば安定していたので作業は問題なし。結構チェーンにクリーナーやオイルを吹きかけられるような隙間が限られているのだけれど、それはなんとかなった。養生のためにチェーンの背後にクリアファイルを差し込んでおいたのだけれど、これないとうまくいかなかっただろうな。クリーナーもオイルも多めに使ったつもりで作業終了。

午後は献血しに行って、その間に「裏世界ピクニック7」とか読んでいた。

二十日

午後電子カルテシムテムの検討会。透析部門システムをどうするか、というお題。血液透析は機械での処置が中心なので、コンピューターでの支援システムが業務効率を上げるのには有効なのだけれど、透析部門だけで完結が進みすぎると、他の部門から透析に関わるところが見えにくくなる。例えば透析中に投与する薬剤などは透析部門システムから実行してしまえば楽だが、そうすると透析システムを開かないと薬の使用状況が見えなくなったりする。どんなシステムをどんなポリシーで動かすか、そのために必要な準備とコストは、とかそんな話。

二十一日

朝の時点で二人ばかり入院があって、午前救急外来に透析患者の入院が二件。午後透析患者の入院が二人回ってくる。....誰か行いの悪い人がいませんか?(滅) なんでこんなに忙しいんだ...。
うち一人はICUで挿管人工呼吸管理レベルということで、その対応で忙殺された。

二十二日

昨日は忙しかったから診療所はちょっとゆったり仕事したいなぁと思っていたけれど、アクセスのマイナートラブルに熱が続いている人にと盛りだくさん。熱がある人は思いっきり皮下膿瘍を作っていそうで、切開した方が良さそうと判断して切り開ける。
....そういや毎年年末は変に忙しいんだがもう始まったのか?

二十三日

枠いっぱい詰まっていた外来予約患者が概ね時間通り終わったのでまあまあ落ち着いてた、ってことで。

二十四日

順調に患者が多くて、午後の回診はとても時間がかかった。
終わった後で当直だったのだけれど、早めに休憩のつもりで布団に入ったら結構寝られてそれは良かったかな。

二十五日

当直明け。
一応休みなので午前中を書物に当てて、昼から病院へ。ICU診て病棟診て、ワクチン打って抜管して帰ってくる。....休みですよ、一応?

二十六日

のんびり起きて、時計見たら11時で、よく寝たなーと思ったら単に時計が止まっていただけで実際は9時だった。
役所宛に簡易書留を出す。家にある82円切手を結構動員して、だいぶはけたかな。

午後「アイの歌声を聴かせて」を観てくる。最初で突拍子もなく始まるアイの歌が、だんだん自然なものであるかのように収まってくる感じが良い。謎解きもいいと思う。楽しく見ることができた。

二十七日

夕方に会議が立て込んで、その後にオンラインレクチャーが入るという過密日程。

二十八日

仕事納め。
救急はそれなりに混雑して。それでも対応に苦慮するほどの大物は来ずに。年末に大物来ることがここ数年多かった気がするのでほっと。

二十九日

実家で餅つきを。今年は娘も多少お手伝い。のしもちを準備して帰ってきた。
あとは買い物したり年賀状用意したり。レポート書きなんぞもしながら過ごして。

三十日

コミケ初日。久しぶりの参加ということで朝一番で単車で出る。 早朝の首都高、朝焼けに照らされるお台場のビル群を見るのはなかなかの眼福。 会場内はとっても閑散としていて感染対策としては問題なし。「スタッフに『詰めないでください』と言われたのは初めて」というツイートがあったけれども宜なるかな。でもたくさん人が集まってたくさん消費することで経済が活性化する、と思うと、この二つを両立させるのは大変だよね。

明日も行くということで、芝大門に宿を取る。夕食手近な店で...と思って入ろうとしてみると結構混んでて。ある意味ではこれだけ会食が復活してても感染拡大はこのくらいか、と思ったりした。いや十分増えてきつつあるんですがね。

三十一日

コミケ二日目。会場内は相変わらずだけれど、考えてみると場外にもできていた大行列が今回は全然みられず。人が密集していた列がない分が10万人なのか?
帰りにお台場周辺で晩ごはんのおかずを買おうとして果たせず。東雲のイオンに寄って買い物して帰って年越しに。


Written by Genesis
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