山のレポート


南八ヶ岳・編笠権現 1999年7月10-11日



うしじま@東京都日野市です。

報告が少々遅くなりましたが、南八ヶ岳に行ってきました。

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メンバー:6人
福島さん・荘司(哲)さん・荘司(ま)さん・香田さん・今野さん・牛島
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コースタイム(今野さんより)
7月10日(土) 晴→曇→晴
観音平8:20---8:50/8:55---9:15雲海9:25---10:05押手川10:15---11:05/11:15---
12:07編笠山12:27---12:45青年小屋13:25---14:45権現岳15:25---16:08青年小屋

7月11日(日) 風雨→曇→小雨
青年小屋7:03---8:25雲海8:35---9:05観音平
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7/10

小淵沢ICを降り、八ヶ岳高原道路の料金所まで来たところ、料金所に人がいない。
\200投げ込んできましたが、7:30までは無料だったらしい(^^;)。

観音平に現地集合。6:40ごろついた時点ではまだ駐車場は空いていました。くるま
の中で寝ていたら、着いたメンバーにくるまを揺すられて起こされる。Moveはあん
まり揺らすと転ぶかもしれないのでご注意ください。

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観音平の周辺は遊歩道が通っていて、このままいくと回遊してまた降りてしまうの
ではないかと少々不安にかられる。
テント泊装備での登山がひさしぶりで、1本目で息があがってしまい、「ブレーカ
ーが落ちた」((^^;)。誰の言葉でしたっけ..)状態になってしまい、あとは編笠まで
まったくだめだった。「まるで新人山行のよう」になってしまった。

樹林帯のなかではとにかく虫がうるさかった。なかには刺すやつもいて、まいった。
刺すとはいってもチクッとする程度だったが。5年前に谷川でドバチに襲われ(^^;)、
手の甲を刺された跡がまだ今でも残っていて、刺す虫は少々怖い。

押手川にはエアリアにトイレの表記があったが、今はない。最新のエアリアには載
っていないとのこと。うっそうとした感じのところで、いったいどこにトイレがあ
ったのかなと思う。

押手川から編笠への直登ルートをとった。途中からマツのにおいがして、森林限界
を超えるのはうれしかったが、ブレーカーが落ちている自分には前がすべてニセピ
ークに見えていた。

エアリアマップの観音平−編笠間のコースタイムは、かなり甘いようだ。
編笠山頂は広く、岩がごろごろしていた。ここで昼食。

編笠の下りから体調回復。青年小屋には早くも多数のテントが!と思ったら、干さ
れている布団だった。
小屋の隣りのサイト場にテントを張る。発電機が夜遅くまでうるさいのでできるだ
け奥のほうに張って避けるようにと言われたが、そうでもない。発電機は17:00-
21:00までしか動いておらず、むしろ静か。

今回は全員がテントを持ってきていた。初登場の自分のテントも張る(エアライズ
3)。こんな立派なテントが自分のものなんてうそみたい、というのが正直なとこ
ろ(^^;)(実は共同所有)。

軽装になって権現岳へ。樹林帯を抜け、稜線にあがり、片側が切れ落ちたようなと
ころを通り、ガレ場を登り、岩山を超えてクサリ場と、結構なんでもありで、おも
しろかった。
ギボシは南を巻く、となっていたが、進んでいったら登り切ってしまった。あれっ
と思ったら、その向こうに本当のギボシが。エアリアには、ノロシバ(のろし場)・
ギボシの表記があるが、編笠側からいくと、この間にもうひとつピークがある。た
ぶん権現側から行くと、気が付かないで通り過ぎてしまうと思う。ニセギボシとで
もしたいよねという話がでていたが、他の地図には「西ギボシ」という表記があっ
た。

権現小屋のすぐ上に分岐。そこから2−3分で権現岳山頂。山頂には剣のようなも
のが刺さっていた(模造ですよね)。
天気も悪くなく、山頂や分岐から眺望を楽しんだ。赤岳をこんなに間近に見たのも
初めてで、迫力があった。ふもとの野辺山・清里付近が見え、NROのパラボラア
ンテナが真上を向いた状態で止まっているのも見えた(以前、解放日に見学にいっ
たときに、「意外かもしれないが真上を向いているのが定位」と聞いた)。
その向こうには廻り目平オフミで登った金峰山とみずがきが。みずがきはわかるが、
金峰は五丈岩がなければわからなさそうだ。

青年小屋まで下山。さっそく夕食を作りお酒もでてきて宴会になる。
軽くて簡単でいい永谷園の「マーボー春雨」は35%増量だったため、いつもより多く
てお椀からあふれた(^^;)。今度は「中辛・普通量」にしよう(でも増量しかないん
だろうなー)。

ラジオの天気予報では、翌日は雨になると行っていたが、この日の夜は素晴らしか
った。
夕方になってもガスがかからず、期待していると夕焼け、宵の明星、しばらくする
と満天の星空に。目が悪くなってからあんまり星が見えなくなって興味も薄れ星座
などがよくわからなかったけど、まさに息をのむような美しさだった。天の川らし
きぼんやりとしたところや、ゆっくり移動していく人工衛星、流れ星も見えた。小
屋の前からは、ふもとの夜景もみえた。
やっぱり山中テント泊の夜はいいですね。

7/11

夜半過ぎから雨音がしてくる。翌朝は風雨になっていた。
しかし、今まで「テント泊・雨」が非常に多い自分としては、乾いたテントのなか
で乾いた雨具を着られるだけよかった(^^;)。
この場所は風が強く、他の方の1人用テントが風で転がり、他のテントを踏み台に
してまさに舞い上がって飛んでいこうとするところを荘司さんがキャッチ。

編笠を通らない樹林帯の巻き道を降りる。下山を始めると、すぐに雨も上がり、
下から乾いた軽装で登ってくる人とすれ違う。なんでドロドロになっているのか
不思議だったかも。

観音平からくるまでホテル八峰苑の「鹿の湯」に向かう。10:00からとのことで、
無料休憩所で少々待つ。ここでは地元と思われる方々が家族ごとに陣取って飲み物
や食べ物を広げていた。
家族の団らんにまじって、温泉に入って、お茶すすって、休憩所の日曜日の朝のテ
レビをみていると、たった4時間前にはテントが飛ぶようなところにいたのが信じ
られなかった(^^;)。
\500・シャンプー石鹸有り。

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自分にとってはまったく初めての南八ヶ岳でした(ほかは蓼科だけ)。近い場所にい
いところがあった。赤岳にも登ってみたいですね。


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