本日も文句から。 何が気にいらないって、あの「愛」など、爪の垢ほども信じていない人間が唱える「愛は地球を救う」なる、意味もなくタレントを走らせて感動したがる番組・・・まず、高々数百万年の歴史しか持たない裸の猿が、ここ数百年で持ち得た自らのテクノロジーで、地球を破壊したり救ったり出来ると思いこんでいるおめでたさにうんざり。 炭酸ガスの増加にオゾンホール、熱帯雨林の焼失に環境汚染。数十億年の地球の歴史の中でははるかに危機的な状況は何度もあった訳で、この程度の危機で地球がどうにかなると考えるのは、おめでたい人類だけが騒いでいる問題にしかすぎない。空気中の炭酸ガス濃度が数パーセント上下しただけで人類には危機的環境となるが、地球にとっては痛くも痒くもない。人類が滅亡すれば、それに変わる種がこの地球を征服することになるだけのお話。 さらには、ボランティアを説き、募金を募るテレビ局が、その合間合間に流す大量のコマーシャルと、自画自賛のむず痒いボランティア賛歌。お車代付でギャラを支払って拘束した有名無名のタレントを全国に配置して、キー局を結んでのお祭り中継。 これを臆面もなく「愛」と強弁する神経をまず疑うが、そんな事を気にする人間はテレビ局などと言った不毛な場所では生きていけないのだろう。タレントの"感動"のためのボランティアゴッコに障害者や老人を付き合わせる事はいいかげん終わりしたらどうなのだろう。 少なくとも、じゃがいも洗うように素っ裸でリフトに載せられて身体洗われる「オフロカー」などでボランティアされることは、僕はお断り。風呂など入らなくて結構。垢がたまって死んだ人間は聞いたことないが、自尊心をなくせば死んでしまう人間がいることを、まず謙虚に知るべきなのだ。しかし、いわゆる「テレビ屋」などと言った人種には最も欠けているのが、そうした想像力なのでしょう。 誰に聞いても正しい命題を、唱えることに何の意味があるのか?そんなものはテレビで声高に語るものではない。「愛」について語るなら、まずあなたの家族に語るべきなのだ。あなたの妻や夫に、あなたの子供達に、あなたの父や母に、そして隣人に。「愛」が救うものは地球などではない。それは、あなたの家族であり、あなたの隣人であり、あなた自身を救う事なのだから。
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