しかし、アーバンエコロジーの今回の逮捕騒動には、本当にイヤな気分が・・・何より無関心な人が多そうな処が、一層やりきれないです。エッチサイトの摘発と甘く見ていると、取り返しのつかない事態になりそうな気配が濃厚です。 自主規制のお好きな国民性とメダカ思想によって、今後どの様な発言が問題視されるのか、まったく不明瞭なところがとても気がかりです。 ロボットによるHomePageの洗い出しと密告による逮捕。業界への要望と言った曖昧な官僚の作文のままでの、実質的な国家検閲。 いまの放送法が窒息死させたテレビジャーナリズムの再現が、インターネットの世界にもふりかかってくるような気がするのは、はたして僕の杞憂なのでしょうか。許認可権に一喜一憂するテレビ局が政府の意向に唯々諾々としたがうのは当然であり、さらにはスポンサーと言う名のタブーを抱えたテレビジャーナリズムが死に絶えてしまっているのは、もはや誰の目にも明らかでしょう。 少なくとも、Webの世界では自らの発言内容の正否は、自らの理性によってのみ判断すべきであり、古色蒼然としたタブーや自主検閲のような愚かしい事勿れ主義で自分自身の首を絞めることはなんとしても避けたいと考えています。 自由に付随するさまざまなリスクをも受け入れてはじめて、カッコ付きではない自由が実現できるのでしょう。相当な決意が必要な気がしますが、他者の自由を否定して成立する自由はあり得ないと言うのが、僕にとっての自明の結論でもあるのです。 しかし、この国の権力は、膨大で複雑きわまりないインターネットの世界に、法の網をもれなくかけることが出来ると本当に考えているのでしょうか?いかにも権力を持った人間が考えそうな愚かな思想ですが、愚かだからと言って、甘く見ていては足元を掬われるのもまた、迫り来る現実の一面なのかもしれません。いまから「NO!」と言える心構えだけはしておきたいと、秘かに決意しています。
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