デーテーペーな1日

日記関係の発言はこちらで。
10月11日(Fri)
 本日は地域限定情報・・・それもきわめて些末です。
 同じ東京都と言いながら、23区の西にある多摩地区なんて、どう考えても東京と名乗るのはおこがましいほど。古くからの地元の老人など、なにやら不明な「なまり」が確かにあります。スッゲ〜田舎臭い訳です。その多摩地区の中でもさらに交通不便なわが家の近辺のお話しですので、これはもう、極少数者向け地域不明日記ですね。
 そんなわが家の最寄り駅といえば、西武拝島線(いちいち説明するのもうんざりするほどの私鉄ローカル線)の玉川上水駅です。あの太宰治の情死で一躍有名になった玉川上水ですが、彼が愛人と入水したのはもっと東京よりの国分寺近辺のようです。その玉川上水も、現在では事故を恐れる役人の手によって流域すべて金網で覆われて、水辺に近寄ることさえできません。子供には絶好の遊び場の筈なんですが・・・
 こうして街からは次々と「危険」が排除され、無人の児童公園ばかり増え続ける事になります。肝心の子供達は自宅でファミコンに熱中するか、塾がよいでなにかと忙しい。
 駅の西側の通りでは貧乏くさい地方モノレール線の工事が現在進行中で、数年前から駅舎とロータリーはきれいに整備されています。ロータリーに隣接して公団の高層団地が何棟もならび、まぁ典型的な地方のベットタウンの小駅の風景です。ただひとつ・・・その公団住宅と通りを隔てた駅前に、広大な墓地が広がっているのがとてつもなく異様です。立正佼正会の専用霊園のようで、数千坪の敷地にびっしりと墓石が。この駅の成り立ちはぜんぜん分かりませんが、たぶん当初はこの霊園の参拝者の為の駅で、何もない荒涼とした場所だったのでしょう。しかしベットタウンが徐々に郊外に広がり続けた結果、高層団地が並立する「駅前霊園」が出来上がってしまったようです。お墓詣りにはやっぱり便利なのかな?
 だだっ広い墓地に並んだ墓石と見比べてみると、高層団地の四角いフォルムが巨大な墓石に見えてしまう事に住民達ははたして気づいているのでしょうか?

 なにかと交通の便の悪いところで、車が必需品なのはこれも地方都市の証明でしょう。更に、北側には、トラスト運動などで有名な狭山丘陵が広がっています。そのあたりの風景は、もはや誰が見ても東京都民が住む場所とは思えません。埼玉県民でもちょっと怪しいかも?


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