孤独な少女と孤独な記憶(6) 孤独な少女と孤独な記憶(1)・孤独な少女と孤独な記憶(2) 孤独な少女と孤独な記憶(3)・孤独な少女と孤独な記憶(4) 孤独な少女と孤独な記憶(5) 無理な姿勢で彼女の両手を押しつけて、後ろから突き上げると、体を弓なりに反らせた彼女が僕の耳元で囁く。 「縛って。」 それが君の望みなのか・・・いったい誰からそんなことを教わった? しかし、僕は無言で彼女の望むままに両手をベットの柱にくくりつける。 乱れたシーツの上に全裸でよこたわる彼女・・・まるで、緊縛されたミューズのようだった。倒錯した欲望につき動かされた僕は、身体をねじった無理な姿勢のまま彼女を抱きしめる。身悶えながら、何故彼女は泣くのか?固く閉じた彼女の目から流れる涙に僕は心の片隅がひやりと醒めながら、止めることの出来ない欲望の波にそのまま溺惑する。 僕達は何処へ行こうとしているのか・・・ 僕は彼女を避けるようになった。自分自身の愚劣な欲望で彼女の肉体を弄んでいる気分がいつまでも付きまとい、彼女の顔を正視することが出来なくなっていた。いや、本当の所は彼女とのSEXにのめり込む自分自身の性癖を恐れていたのかもしれない。 あからさまに彼女を避けようとした訳ではなかったが、彼女は僕の思いをすぐに理解する。どちらからも電話のないまま、数週間が過ぎていた。 不愉快な彼女に関する噂が学校中に流れていた。 誰とでも寝る女で、一言声をかければそれでよいらしいとか、ベットの上でスゴイらしいとか、さまざまに無責任な流言が彼女の周辺を包囲して、冷ややかだが好奇心まみれの注目を集めていた。 たぶん、まるでデタラメな噂でははなく、彼女の行動のいくつかは真実なのだろう。僕も何度か男と並んで歩く彼女の姿を見たことがあった。何故あんな男と・・・苦い嫉妬に包まれた僕には、彼女の考えることがよく理解できなかった。まるで、自らを罰するような彼女のSEXの為の、その罰にふさわしい男としか僕には思えない。 ベットでの彼女と男の姿態を妄想して、僕は愚かにオナニーにふける毎日だった。
今日書き続けてしまったことで、また明日も続いてしまうのかもしれません。昨日で終わりにしておけばよかったのかも・・・。 昼間にこんな文章書いているのは、なんだか妙な気分です。ここの処外出の予定が多くて、日記の更新が何故か早いようです。昨夜は一晩中サーバーがダウンしていたので、昨日の日記をアップしたのは今日の昼でした。と云う事で、一日に2回アップする事になるようです。
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